株式市場概況
TOPIXは前日比+15.76ポイント(1.17%)の1362.8ポイントで取引を終えました。
今朝5時過ぎにFBIの再調査の結果、クリントン候補のメール問題の調査結果は問題なしと発表されたことが好感され、リスクオンの展開となりました。ドル円は円安ドル高となり、104円中盤となりました(金曜日の米国の引けは103円でした)。日本株もこの発表により、トランプ候補が大統領となる可能性が低くなったとの見方が増加し、株価は堅調となりました。
セクター別で上昇率が大きかったのは輸送用機器、ガラス・土石、金属製品、下落したのは2セクターで水産・農林、パルプ紙となりました。輸送用機器の上昇要因は、円安ドル高から自動車株への買いが見られたことでした。水産・農林は足元好決算などから株価は堅調となっていましたが、一旦利食いを行ってリバウンド銘柄への乗り換える動きが目立ったため、本日は弱い動きとなりました。
個別では上方修正を発表したスズキ(7269)が前日比+257円の終値3,831円で引けました。ドン・キホーテ(7532)は、他社がインバウンド需要の低下に苦しむ中、7-12月期計画の上方修正を発表したことから、前日比170円高の4,080円となりました。アルフレッサ・ホールディングスは薬価引き下げなどから、売上高が予想を上回る低下を見せたことで通期見通しを引き下げ、前日比252円安の1,781円で取引を終えました。
明日の夜から米国で大統領選挙の投票が始まります。結果は日本時間で9日の午後に判明するのではないかとみられます。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比8.00ポイントの880.29ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は143(64.1%)、下落銘柄数は72(32.3%)、変わらずは8(3.6%)、騰落レシオ(25日)は80.19、売買代金は前日比25億円の669億円となりました。
上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比380円、終値14390円)、JIG-SAW(前日比490円、終値6370円)、ストライク(前日比1720円、終値13770円)となり、下落寄与度上位銘柄はフリークアウト(前日比-700円、終値2420円)、ジャパンインベストメントアドバイザー(前日比-511円、終値2599円)、アドウェイズ(前日比-37円、終値484円)、売買代金上位はそーせいグループ、ブランジスタ(前日比-185円、終値2595円)、オウチーノ(前日比763円、終値2765円)となりました。
フリークアウトは4日に本決算を発表しました。今期見通しで売上高が前期比55%増加する数値を発表しましたが、株価は振るいませんでした。ジャパンインベストメントアドバイザーは利益が大幅に減少した3Q決算を発表しました。通期見通しに対する進捗率も低く、大きく売られる展開となりました。アドウェイズも売り上げは伸びたものの、営業損失となったことからが嫌気されました。決算発表が要因で下げる銘柄が目立ちます。
マザーズ先物は前日比-0.5ポイントの864ポイントで一日の取引を終えました。出来高は618枚でした。
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