JGBトレーディングフロア(2020年9月11日)

債券市場は超長期債中心に上昇した。前日に20年債入札を無難に通過し、国債入札が一巡する中、今月は国債の大量償還月で、目先の需給改善観測が高まり、買いが優勢だった。
また来週には、新首相誕生、FOMC、日銀会合が控えるが、国内外ともに緩和的金融政策の継続が見込まれ、債券を売る材料に乏しい状況のよう。
ただ、積極的な売買は控えられ、この日は、その後は高値圏でのもみ合いに終始した。先物は12月物の売買高が9月物を上回り、月曜日の最終日を前に限月交代となった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4200憶円、3-5年3500憶円、5-10年4200憶円(金額据え置き)。応札倍率は1.65倍、2.63倍、2.63倍。

【来週のスケジュール】
9/14
<国内予定>
自民党総裁選 投開票 / 日銀買いオペ(10-25年) / 鉱工業生産(7月) / 第3次産業活動指数(7月)
<海外予定>
【米国】特になし
【欧州】EU中国首脳ビデオ会議 / OPEC月報 / ユーロ圏鉱工業生産(7月)
【その他】中国新築住宅価格(8月)

9/15
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / 日銀CP買いオペ / ブルームバーク日本経済調査 (9月)
<海外予定>
【米国】米FOMC(16日まで) / 第75回国連総会(ニューヨーク,30日まで) / 輸入物価指数(8月) / 鉱工業生産(8月)
【欧州】独ZEW期待指数(9月) / 英ILO失業率(5-7月) / 国際エネルギー機関(IEA)月報
【その他】中国工業生産、小売売上高、都市部固定資産投資(8月)

9/16
<国内予定>
臨時国会召集 首相指名選挙 / 日銀買いオペ(1-10年) / 国庫短期証券(1年)入札 / 貿易収支 (8月)
<海外予定>
【米国】FOMC声明発表, パウエル議長会見 / OECD経済見通しの中間報告 / 小売売上高(8月) / 企業在庫(7月) / NAHB住宅市場指数(9月)
【欧州】欧州委員長、施政方針演説 /英CPI(8月)

9/17
<国内予定>
日銀金融政策決定会合 / 黒田総裁会見
<海外予定>
【米国】米住宅着工件数(8月)
【欧州】英中銀,政策金利発表 / 欧州新車販売台数(8月) / ユーロ圏CPI (8月)
【その他】アジア開発銀行年次総会(バーチャル形式) / 豪雇用統計(8月)

9/18
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間1年超5年以下)
全国CPI(8月) / 資金循環統計(4-6月期速報) / 訪日外客数(8月)
<海外予定>
【米国】経常収支(2Q)/ セントルイス連銀総裁がバーチャル形式の討論会に参加 / 景気先行指標総合指数(8月) / ミシガン大学消費者マインド指数(9月)
【欧州】特になし

 


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