デイリーコメント(2016年9月12日)

20160912

マザーズ市場概況

東証マザーズ指数は前日比-30.11ポイントの938.61ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は50(23%)、下落銘柄数は165(75%)、変わらずが6(3%)、売買代金概算は958億と前日比+71億円、マザーズ市場の騰落レシオは100.4となりました。米国株が久しぶりに一日で2%を超える下落となったことから、日本株は全体的に弱く取引を開始しました。寄り後、マザーズ指数は下げ幅を縮める場面もありましたが、10時過ぎから下げがきつくなりました。

指数下落寄与度上位銘柄はそーせい(4565)、CYBERDYNE(7779)、ジグソー(3914)、指数上昇寄与度上位銘柄はフルスピード(2159)、SHIFT(3697)、インベスターズクラウド(1435)、売買代金上位はそーせい、イーガーディアン(6050)、モブキャスト(3664)でした。

フルスピードは9日引け後に発表した1Q決算が好感されました。SHIFTは9日に15日から行われる東京ゲームショウに初参加することを発表し上昇しました。

 

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比25ポイント安の924.5ポイントで取引を終えました。出来高は366枚、昨日時点の建玉は2,795枚となっています。

 

株式市場概況

TOPIXは前日比1.54%安の1323.1ポイントで取引を終えました。9日の米国株市場でS&P500指数が2%を上回る下落となり、久しぶりに大きめの下落となったことが嫌気されました。スタイルインデックスを見ると、マザーズ指数は別にして、TOPIXコア30、ラージ70の大型株の下げが大きい反面、TOPIXスモール、東証2部指数、ジャスダック指数などの小型株の下落は小幅にとどまる、ここ最近の流れとは逆の小型有利の展開に戻りそうな動きが見られました。来週の日銀政策決定会合、FOMCを控え、小型株への資金の流入が継続するか注目されます。

 

雑感

他に目立っていたここ最近の株式投資のトレンドとして、低いボラティリティで高い収益を目指す、もしくは、債券の代替として株式に投資するためにボラティリティの低いセクターに投資するというような動きがありました。資金が流入する前、そして最中はそのような投資手法は有効に見えますが、資金の流入が終わってしまうと、価格が高くなってしまい価格が急落するとともに、元来低かったボラティリティが高くなるということが起こってしまいます。以下の記事では9日の米国市場の下落で、ローボラティリティETFの下げが大きかったことに触れられています。有効であるファクターはみんなが気付くまでは有効ですが、みんなが保有してしまうと有効性が失われる、そのような良い例なのかもしれません。

米国株急落、ローボラティリティETFも容赦せず-金利動向影響も

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光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

デイリーコメント(2016年9月12日)” への1件のフィードバック

  1. しばらくコメントが更新されておりませんが、私は光世証券が唯一?JGBミニのトレーディングができると思って口座開設しました。
    これまで金利上昇を想定して売りから入って何度か勝負したのですが敢え無く返り血を浴びて暫く遠ざかっておりました。
    先月からいよいよ風向きが変わるのではないかと再挑戦しています。
    10年物国債利回りがマイナスというのは長い目で見れば異常だとの信念に基づき売りから入っています。
    一時、152円台に下落しましたが現時点では153円台に戻っているものの、まだ含み益を維持しております。
    債券から株式への巻き戻しというか正常化が進行する流れを想定しています。
    いかがでしょうか?

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