7月第3週の日経平均は ▲218円安、NYダウ▲177ドル安と反落となりました。木曜早朝に、「米国と中国の貿易交渉はファーウェイを巡って行き詰まり」との報道が流れ、米中貿易交渉の停滞観測が重しとなりました。
週末の21日(日曜日)は参議院選挙の投票日です。過去の参議院選後の日経平均をみるおおむね軟調な展開となっておりいます。
ただし、2016年7月の参院選では、事前に参議院選後の株安アノマリーが大きく報道され、また、7/11と前倒し気味の選挙だったためETFの分配金捻出売りが重なり、投票前に株安を織り込んでいたことから、参議院選後に+12%の大幅高となりました。
今年も7/12から7/18木曜安値まで700円超売り込まれており、選挙後の反発にやや期待できそうですが、イランによる英国タンカー拿捕のニュースなど地政学リスクの高まりから22500円を抜けて高値を目指す展開は考えにくく、当面は20500~22500のボックスで推移とみています。
2016年当時もBREXIT問題やチャイナショック後の経済使用の回復遅れなど不安定なマクロ・政治環境の中、安値圏でのボックス相場となりました。2016年はその後、トランプ大統領当選による大型法人減税への期待から大幅上昇となったわけですが、今年もカタリストが出るまでは辛抱強いトレードを強いられそうです。