JGBトレーディングフロア(2024年10月24日)

債券相場は上昇。この日の20年国債入札が低調な結果となり、結果発表直後は売りが優勢になる場面もあったが、午後から米国の長期金利が時間外取引で低下してきたことや円相場の上昇を受けて中長期債中心に買われた。また週末行われる衆議院選の政局リスクも警戒され、売りポジションを閉じる動きも強まったとの見方。ただ自公の過半数割れが現実化した場合、金融緩和維持の要求が強まるのか、あるいは財政拡大へ舵を切るのかも不透明であり、今はそこまでの織り込みは進んでおらず、政治の混乱に対するリスクオフの動きが中心のようだ。そのため自公による政権が維持されれば、週明けは巻き戻しの可能性もあるとの声も聞かれた。

【メモ】
☆20年債入札(190回、CPN1.8%)落札結果
最低落札価格99円70銭(1.820%)、平均落札価格99円99銭(1.800%)、応札倍率3.04倍(前回3.47倍)、(事前予想価格99円95銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年10月23日)

債券相場は超長期債が軟調。米長期金利が高止まりする中、時間外でさらに上昇し、それに伴って円安が進行したことで日銀の早期追加利上げ観測が再び強まってきたことで売りが先行した。新発30年債利回りは一時2.22%と8月上旬以来、また新発40年国債利回りは5月の水準を上回り、一時2.535%と16年ぶりの高水準を付けた。明日は20年債入札を控えており、地合いの悪さから警戒感が強まっているようだ。27日投開票の衆議院選挙については、与党が過半数割れになった場合、株安によるリスク回避の債券買いの動きを予想する声も聞かれるものの、その後の財政拡大政策に対する懸念を市場は織り込み始めているとの見方。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2024年10月22日)

債券相場は下落。米長期金利が上昇したことに加え、為替の円安を材料に売りに押された。この日行われた10年GX国債入札は事前予想に近く無難に消化されたが、今回は前回見られた普通国債に比べて割高に推移するグリーニアムは消滅し、流動性の乏しさから逆にリスクプレミアムが付加される結果となり、落札結果直後は先物などに売りが出た。また夕方に入って40年債利回りは2.52%まで上昇し、5月以来の高水準となった。衆院選で与党が過半数割れとなり、連立政権下で財政が拡張されることへの懸念が強まっているとも味方。

【メモ】
☆10年GX債入札(2回、CPN1.0%)落札結果
応募者利回り0.943%、応札倍率3.31倍(前回3.15倍)、(事前予想利回り0.945%)


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ウィークリーレポート(2024年10月18日)

10月第3週の株式市場は、日経平均▲1.58%、NYダウは+0.96%、ユーロストックス▲0.35%とまちまちの展開となりました。懸念していた米国のVIX指数は、底堅く推移する株価指数に対応してフラット化が進みました。
目先のイベントは、与党自民党の苦戦が報じられ始めた衆議院解散総選挙、再利上げの観測が出てきた日銀政策決定会合、トランプ元大統領が一部ブックメーカーで当選確率を逆転してきた米国大統領選、米国経済の動きを受けたFRBの利下げ動向、と11月上旬にかけてビッグイベントが目白押しとなっています。

そこで重要イベント前に改めて、現在の株価の位置を確認したいと思います。
向こう12か月予想PERをベースにした日経平均のレンジは、34,616円~40,241円となっており、足元の株価は既に上限に近いです。一方、配当指数先物の価格をベースにした配当利回りのヒストリカルレンジでは37,043円~43,296円と寄り高いレンジを示唆しています。
FRB利下げ後のアノマリーでは、高インフレ時利下げは株高に働いており、1980年、1984年、1989年、1995年の日経平均は上昇しており、半年後の株価は、過去4回のケースの平均で43000円まで上昇、レンジは概ね(1980年コース)39000円-(1989年コース)51000円となっています。
米国経済が足元の堅調に推移しており、ソフトランディングが前提となるならば、43000円を中心としたレンジに期待が持てます。

米国経済が高インフレ状態から低インフレへ変遷する1980年代後半から1990年代前半の株価推移をみると、S&P500指数を原資産にするオプションのプットライト(≒ターゲットバイイング)指数が、原指数であるS&P500を上回っています。FRB利下げの最中で、ソフトランディングかハードランディングかで株価が揺れることがボラティリティを高め、結果、ボラティリティ売り戦略であるプット売りが有利に働いていました。
イベントに一喜一憂しながら、一進一退を繰り返しながら43000円を目指す展開を考えると、日経平均のプット売り戦略がよさそうです。
また、大阪取引所上場の有価証券オプションでは、主要10銘柄にマーケットメイカーが常時気配を出しています。保有株を売却し代わりにプットを売るレバレッジを掛けないターゲットバイイング戦略も有効に見えます。


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JGBトレーディングフロア(2024年10月18日)

債券相場は下落。長期金利は一時約2カ月半ぶりの高水準(0.980%)を付けた。米長期金利の上昇と為替の円安が日銀の追加利上げを後押しするとの見方につながり、相場の重しとなった。ただ午後に入って、この日の日銀国債買入れオペで応札倍率が前回より低めとなるなど、売り需要も限られたことから、買い戻しの動きも出て下げ幅を縮めた。ドル円相場が150円を超えて円安がさらに進めば、日銀の追加利上げの思惑も生じやすいとの声もあるが、国内衆議院選、米国大統領選と先行き不透明な政治イベントを控えて、基本は売り買いどちらにもポジションを傾けにくいとの見方のようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3250億円、3-5年3250億円、5-10年3750億円、25年超750億円。
応札倍率は、それぞれ2.35、3.12、2.29、2.14倍。


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