JGBトレーディングフロア(2024年5月20日)

債券相場は下落。前週末の米国金利上昇に加え、日銀の利上げやオペ減額観測を背景にした売りが続いた。またこの日の新発の物価連動債入札が事前予想を上回る順調な結果となり、期待インフレの上昇が示唆されたことも重しとなった。新発10年債利回りは昨年11月1日に付けた0.970%を超え、13年5月以来の水準に上昇(0.975%)。明日21日に日銀の「金融政策の多角的レビュー」に関する第2回ワークショップを開催することもあり、関係者の発言等を警戒して動きづらいとの声もあった。

【メモ】
☆10年物価連動債入札(29回、CPN0.005%)落札結果
発行価格105円70銭、(0.545%)、
応札倍率4.27倍(前回3.00倍)、(事前予想価格105円00銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2024年5月17日)

5月第3週の株式市場は、日経平均+1.87%、NYダウは+1.24%と続伸、ユーロストックス50▲0.41%と続落となりました。
米国10年債金利は▲7bpの3週続落で4.37%となった一方、日本10年国債利回りは8週続伸で0.95%と昨年11月以来の水準まで上昇しており、日米の金融政策の方向性の違いが顕著に表れていますが、内外金利差の縮小にもかかわらず為替レートは155円台で安定しています。

5/14には、2021年のミーム株ブームで有名になった米国の投資家Roaring Kitty ことKeith GillがXへの投稿を3年ぶりに再開したことをきっかけに、ゲームストップ株(GME)が急騰する事態となりました。2021年1月のGME株の急騰後、直接の関係はないですが、3月にはヘッジファンドのアルケゴスが破綻し、野村証券やクレディスイスなどに大きな損失が発生したことから、ミーム株のブームには何かしら縁起の悪いイメージがあります。
2021年当時は、コロナ禍での給付金により個人投資家の資金が潤沢だったこともあり、マーケット全体はスクイーズされており、GSのMOST Short Rolling指数が大幅に上昇していたところで、米国のインターネット掲示板Redditを中心としたミーム株ブームが発生しました。既にショート勢が痛んでいたところへのダメ押しとなったわけですが、翻って、今回は、MOST Short Rolling指数の上昇も限定的で、かつてのような大きな動きにはならないとみられます。

発表された米国物価指標は、米国PPI +2.4%(市場予想:+2.3%)、米国PPI +3.6%(市場予想:+3.6%)と決して市場予想をいい意味で裏切るような好数値ではありませんでしたが、マーケットは債券高/株高で反応し、NYダウは史上最高値を更新し、金曜日には終値で40000ドルを超えました。好調な米国景気/企業決算+年内のFRB利下げ期待という事で、期待先行でゴルディロックス相場となっています。
米国市場の上昇牽引で日経平均も連れ高、40000円回復が期待されますが、4月以降の投資部門売買別動向では年初からの海外勢の猛烈な買いはいったん収まっており、日本株が上昇するにしてもマイルドなものになると思われますので、カバードコール戦略がいいかもしれません。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年5月17日)

債券相場は下落。米国のインフレ鈍化のペースが極めて緩慢だとする金融当局者の発言などを受けて米長期金利が上昇したことが国内債相場への重しとなった。日銀はこの日の国債買い入れオペのオファー額を据え置いたことで、一時、先物を中心に買いが入ったが、長くは続かず徐々に押し戻された。為替市場での円安圧力が根強いことが、結果的に日銀の早期の追加利上げと国債買い入れオペ減額に対する警戒感を強める形となっているようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4250億円、25年超750億円。
応札倍率は、1.98、1.81,2.73、3.13倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年5月16日)

債券相場は上昇。米CPIの結果を受けて長期金利が大幅低下した流れを引き継いだ。警戒感が強かったこの日の20年債入札も外部環境の改善が追い風となり順調な結果となった。ただ明日に、今週2度目の日銀買入れオペを控えており、減額修正の有無が注目されていることから、買い一巡後は、模様眺めの展開だった。

【メモ】
☆20年債入札(188回、CPN1.6%)落札結果
最低落札価格97円90銭(1.742%)、平均落札価格98円01銭(1.734%)、
応札倍率3.65倍(前回3.05倍)、(事前予想価格97円86銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年5月15日)

債券相場は小幅高。米3月分PPIの下方修正を受けて米長期金利が低下した流れに加え、13日の国債買いオペ減額後の利回り上昇の反動から買いが入った。もっとも米CPIの発表や明日の20年債入札を控えて、投資家は様子見姿勢となっているようで、動きの中心は買戻しのようだ。4月米CPIについては鈍化が見込まれているが、先月が予想に反して強く出たことで金利の上昇を招いたため引き続き警戒感が強い。先物は夜間取引に入って、欧米金利の低下に連れる形で、じり高の動きで144円台を回復しているが、いずれにしても結果次第で上下に振れる可能性が高いとの見方。

【メモ】
*****


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会