JGBトレーディングフロア(2023年7月24日)

債券相場は上昇。先週21日夕方に流れたYCC変更観測の否定ととれる関係者の報道をきっかけに先物が夜間取引で買われ、その水準にサヤ寄せする形で高く始まるも、その後はやや広いレンジでもみあいとなった。
買戻しの動きが中心とみられ、政策変更に対する思惑がまだ払しょくできない中では、積極的にポジションを取りにくい印象。一方、超長期債は、日銀会合通過を待つ潜在的な投資家の買い需要があり、報道を受けて一部が買いを入れたとの見方もあった。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回0.50%)落札金額0億円


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年7月21日)

債券相場は日中取引では前日の米長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、また日銀金融政策決定会合での政策修正観測が燻る中、この日発表の6月CPIでコア指数の前年同月比の伸びが拡大したこともあり、全般上値が重く、下落基調となるも、夕方に「日銀は現時点でYCC副作用に対応の緊急性乏しいと認識-関係者」の報道で先物が急伸し、長期金利も大きく低下した。
先物は、一時148円74銭と日中取引の終値から約1円上昇、長期金利指標である新発10年国債も0.410%まで低下した。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年7月20日)

債券相場は超長期債を中心に上昇。英米の長期金利低下に加え、日銀が来週開く金融政策決定会合で政策修正を行うことへの警戒感が薄らいだことを受けて、買いが優勢だった。
植田日銀総裁の発言をきっかけに政策修正を織り込んだ流れの巻き戻しが続いた。明日朝に6月の国内消費者物価の発表を控えており、事前予想の水準に収まれば、買戻しの動きは続くとの見方。

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4250億円、3-5年4500億円、5-10年6750億円、10-25年2000億円。応札倍率は、それぞれ1.90、2.29、1.88、1.81倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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ウィークリーレポート(2023年7月21日)

7月第3週は、日経平均株価は▲0.27%の反落、NYダウ+2.08%の続伸、ユーロストックス50▲0.20%の反落と市場ごとに明暗がわかれました。

週明けにはFOMC、日銀政策決定会合と重要イベントが待ち構えています。FF金利先物市場では7月に25bp利上げを予想していますので、実際に利上げとなってもむしろその後のパウエル議長の会見で、最後の利上げなのかあるいはさらにもう一回残っているのか手がかりを探る展開となりそうです。

金曜日朝に発表された注目の日本6月CPIは、総合指数で市場予想+3.2%を上回り、前年比+3.3%(前月+3.2%)と強い数字となりました。前週に発表された米国の総合CPIは3.0%でしたので、インフレ率は日米逆転となりましたが、日本国債市場では10年債利回りは0.478%とYCC上限の0.50%を試す展開とはならず、警戒はあるものの落ち着いた反応でしたが、同日夕方に”日銀は現時点でYCC修正の必要性乏しいとみている”とのBloomberg報道があり、10年債利回りは0.44%まで下落、観測報道ですでに現状維持を織り込んだ格好となっています。

(Bloomberg)日銀は現時点でYCC副作用に対応の緊急性乏しいと認識-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-21/RY49W3DWX2PS01

どちらのイベントも無風通過となった場合、8月は閑散相場入りの可能性が高く、戦略的にはボラティリティ売りがベストとなります。対内証券投資では海外投資家の日本買いは継続しており、先物を売りながら現物を買うアロケーション変更が続いていると思われます。海外投資家が売りに転じる可能性については、当面は日銀の政策変更がリスクだと思いますので、緩和継続が確認されればやはりレンジ相場継続となりそうです。

セクターローテーションでは、空運や電気・ガス、医薬品などのディフェンシブ銘柄の上昇が目立ちました。NASDAQ100のリバランスに絡んだ米国市場でのグロース株調整が伝播し、日本市場でもグロース株が売られた結果と考えるならば、リスクオフの傾向と捉えるのは早計と言えます。リバランス終了後の火曜日以降の物色動向に注目です。

(Bloomberg) 100%プロテクションETFが登場-米株下落から投資家を完全に保護
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-19/RY0UILT0G1KW01

さて、もう一度Bloombergの記事になりますが、米国市場でダウンサイドに100%プロテクション付きのETFが上場ということが話題になっていました。同ETFの模倣ポートフォリオを試すと、日経先物(あるいは日経225ETF)ロング + ATM 32500プットロング + OTM 33500円コールショートとなります。オプションプレミアムの差で3%ほどのコストが出るため、記事中のETFのように100%保護とはいきませんが、レンジ下限ブレイクからは守られながら、反発は取りに行ける戦略となります。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年7月19日)

債券相場は先物が大幅上昇。日銀植田総裁がインドで行われたG7会合後の会見で金融政策の修正に慎重な見方を示したことから、前日の夜間取引から買戻しの動きが強まった。また前日に売り込まれた超長期債も買いが優勢だった。
一方で、長期金利指標である新発10年国債の上昇幅は相対的に小さかった。政策修正観測は幾分後退したものの、21日の6月CPI発表を控える中、日銀の見立て通り、物価上昇の鈍化を確認するまでは買いを入れづらいとの見方もあるようだ。
流動性供給入札は投資家から一定の需要を集め、無難に通過した。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会