
9月限先物・オプションのSQ週となった9月第2週の日経平均は+3.53%と大幅上昇となりました。第2週の先物手口情報からは外資系証券は先物22188枚の買い越しと、海外勢による先物買いが原動力となったようです。一方、この海外投資家ですが、9月第一週の売買動向は1兆589億円の大幅売り越しとなっており、8月以降、売ったり買ったりと動向が安定しておりません。
そのためか、9/14金曜日には日経平均は23000円の抵抗線を上抜け、週末の紙面では強気記事が踊っていますが、東証1部市場全体を対象とするTOPIXのチャートを見ると、3/23の安値以降の反発局面では上値を徐々に抑えられ、いまだに抵抗線を抜けていません。
9/18~19には日銀政策決定会合が開催されます。会合に先立ち、ETF購入の減額記事などが出回っていますが、もともとETF購入の基準は明文化されておらずブラックボックスですので、改めて今回会合で減額に言及することはないと思われます。
(Bloomberg)日銀のETF買い入れ額、大きく減れば「目標」減額も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-09-11/PEV93X6KLVR401
~9/14の週には、米国側から米中通商協議をオファーしたと報道されたことも株価上昇の後押しをしましたが、これについて9/16(日)に中国側が拒否する意向と報じられました。
また、9/17~18にも対中制裁関税(2000億ドル)が発動表明されるとも報道されており、再びヘッドラインに右往左往させられそうです。TOPIXのチャートが示すように、いまだ、持ち合い局面の中にあると考え、上値追いには慎重な姿勢をとりたいです。



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