

株式市場概況
米国株の上昇に日本株も寄付き後は強く、日経平均株価は2万円の大台に乗せて取引を開始しましたが、その後は今晩のイベントを前に手仕舞いの動きの方が目立ったこと、また、金融緩和の出口論が「時期尚早」から「説明重視」にとの報道のヘッドラインが見られたことから売りが優勢な展開となりました。TOPIX指数は前日比‐0.42%の1590ポイント、日経平均株価は‐0.38%の19,909円で取引を終えました。
セクター別では値上がりが5、値下がりが28、値上がり上位は水産農林、保険、銀行、値下がり上位は不動産、電気ガス、陸運でした。日銀の出口が近づいたとの見方が浮上したことから、金利上昇により利益を得られる金融関連が強く、反対に負債が多いセクターが弱含みました。
スタイルインデックスは全て下落。相対的には小型株が強くなりました。

本日発表された日本のGDP(1Q、2次速報、年率)は+1.0%と1次速報の2.2%を下回りました。設備投資は+0.2%→+0.6%と上振れしたものの、民間消費支出が+0.4%→+0.3%と下振れました。この値は1-3月のもので、足元の消費関連の経済指標は良好な値となっており、それほどこの下方修正を気にかける必要はないのかもしれません。
東京オフィス空室室(5月)は3.41%(前月3.39%)と若干上昇、倒産件数(5月、前年比)は19.52%(前月‐2.15%)、景気ウォッチャー調査(5月)は現状DIが48.6(前回48.1)、先行きDIが49.6(48.8)と改善しました。

マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-5.36ポイントの1117.76ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は85(35.9%)、下落銘柄数は146(61.6%)、変わらずは6(2.5%)、売買代金は前日比-66億円の1368億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はリミックスポイント(3825、前日比150、終値1,118)、アンジェス MG(4563、前日比53、終値351)、サイバーステップ(3810、前日比380、終値3,610)、下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-200、終値6,990)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-15、終値401)、Gunosy(6047、前日比-73、終値2,125)となりました。売買代金上位銘柄はリミックスポイント、モブキャスト(3664、前日比-30、終値1,180)、アカツキ(3932、前日比-70、終値7,080)でした。

マザーズ先物は前日比-2ポイントの1120ポイントで一日の取引を終えました。出来高は424枚でした。
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