株式市場概況
米国株が企業決算の好調や減税期待から堅調に推移したため、TOPIX指数は前日比+18.2ポイント(+1.2%)の1,537ポイント、日経平均株価は+210.1円(+1.1%)の19,289円と強い展開となりました。寄付きから、昨日抵抗帯となるかと見ていた50,100日移動平均線を上回り、その後もじりじりと強い展開となりました。ドル円もドル高展開が継続し1ドル=111円35銭まで買われました。金利は若干上昇し、国債先物は前日比7銭安の150円98銭で取引を終えました。
セクター別はすべて上昇となり、中でも石油・石炭、輸送用機器、ゴムが強くなりました。反面、上昇率が小幅だったのは小売、情報・通信、電気ガスと内需ディフェンシブでした。スタイルインデックスのパフォーマンスは規模には影響されず、上昇上位はマザーズ、TOPIXバリュー、コア30となりました。
本日、日本で発表された経済指標では、中小企業景況判断(4月)が48.6と前月の50.5から大きく低下しています。
減税政策が今晩発表されると見られます。企業の業績は良く、しかも減税があるとなると、上値追いの展開も期待されますが、現在言われている法人税が15%ほどまで下がらない場合、一旦利食いの動きが見られるかもしれません。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比16.73ポイントの1021ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は178(79.5%)、下落銘柄数は40(17.9%)、変わらずは6(2.7%)、売買代金は前日比442億円の1358億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比210、終値5,900)、CYBERDYNE(7779、前日比24、終値1,545)、ユナイテッド(2497、前日比105、終値2,078)、下落寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比-25、終値480)、エニグモ(3665、前日比-71、終値2,002)、ベイカレント・コンサルティング(6532、前日比-27、終値1,686)となりました。売買代金上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比60、終値11,510)、ジーエヌアイグループ、アカツキ(3932、前日比30、終値5,540)でした。
マザーズ先物は前日比9ポイントの1006ポイントで一日の取引を終えました。出来高は197枚でした。
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