経済には好況・不況の循環があり、景気循環は株価に大きく影響を与えます。巷では1987年のブラックマンデー、1997年のアジア通貨危機、リーマンショックの予兆が見えた2007年を並べて、2017年も何らかのショックがあるのではないかということが言われています。ここでは干支によって、株価動向に何らかの傾向があるのかということを調べてみました。
各干支の平均パフォーマンス、標準偏差を見たのが表1です。標準偏差の値が大きいほど、パフォーマンスにばらつきがあるということが言えます。一番下の平均という欄は、各指数の平均を取っています。
酉年を見てみると、パフォーマンスは18.11%と平均の10.55%を上回り、標準偏差は23.42%と平均の26.01%を下回ります。これから酉年は平均よりもパフォーマンスが出る一方で、動きは落ち着いているということが言えます。
各干支の内訳を見たのが表2です。酉年は1957年こそ下落しましたが、その後は連続して上昇しています。様々な媒体で来年はリスクが高くなるということが言われていますが、人々は既にそれに備えており、案外落ち着いた年になるかも知れないと、干支からは示唆されます。
表1 干支毎の平均パフォーマンス
表2 干支毎のパフォーマンス内訳
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