酉年の株価のパフォーマンスは?

経済には好況・不況の循環があり、景気循環は株価に大きく影響を与えます。巷では1987年のブラックマンデー、1997年のアジア通貨危機、リーマンショックの予兆が見えた2007年を並べて、2017年も何らかのショックがあるのではないかということが言われています。ここでは干支によって、株価動向に何らかの傾向があるのかということを調べてみました。

各干支の平均パフォーマンス、標準偏差を見たのが表1です。標準偏差の値が大きいほど、パフォーマンスにばらつきがあるということが言えます。一番下の平均という欄は、各指数の平均を取っています。

酉年を見てみると、パフォーマンスは18.11%と平均の10.55%を上回り、標準偏差は23.42%と平均の26.01%を下回ります。これから酉年は平均よりもパフォーマンスが出る一方で、動きは落ち着いているということが言えます。

各干支の内訳を見たのが表2です。酉年は1957年こそ下落しましたが、その後は連続して上昇しています。様々な媒体で来年はリスクが高くなるということが言われていますが、人々は既にそれに備えており、案外落ち着いた年になるかも知れないと、干支からは示唆されます。

表1 干支毎の平均パフォーマンス

表2 干支毎のパフォーマンス内訳

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2016年12月29日)

(10:10)
日銀買いオペ通告 1-3年、3-5年、5-10年。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of161229.htm

(12:00)
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba161229.htm

(17:30)
足元でトランプ相場の巻戻しに加え、中国経済に対する警戒感などややリスクオフの動きが強まり債券相場は上昇、先物は限月交代後の高値を上回る動き。年末年始の連休挟んでボラタイルな展開になりやすく、再び10年債利回りが0%近辺を伺う可能性も出てきた。

本日の国債利回り


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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海外投資家動向と日本株

トランプラリーが続くのかどうか、日本株の売買シェアの高い海外投資家の動向にかかっているとも言われます。そこで、海外投資家の月別売買状況を見て、今後の動向を推測する材料にしてみたいと思います。

表1 海外投資家株式月別買い越し・売り越し額

表1は年別月別の海外投資家の株式の買い越し、もしくは売り越し額を示しています。月平均は2003年以降のその月の買い越し・売り越し金額の平均を表します。年合計はその年の買い越し、売り越し金額を示します。

ここから分かるのは、12月の動向にもよりますが、今年はリーマンショックの年と同程度に海外投資家が日本株を売り越していたということです。もし今年が売り越しとなれば、2003年以降で3度目の売り越しとなります。ちなみに年間買い越し額の平均は3兆7,513億円です。

月平均に目を移すと、海外投資家の買い越し額が最も大きいのは4月、それに11月、12月が続きます。この傾向を見ると、5月に売って秋に戻って来いという相場格言通りに海外投資家は動いているとも言えます。また、冬に株が買われるというのはアノマリーで言えることであり、トランプラリーと呼んでよいのかは、もう少し時間を置いた方が良いのかもしれません。月平均の平均は3,158億円なのですが、1,2,3月の平均はそれを下回っています。そのため、来年の1月、2月の動向も見守りたいところであります。

トランプラリーをアベノミクスの初期に重ねてみる意見もあります。アベノミクス初期の動向を見てみますと、12月に1兆5千億円買い越し、その後7月まで買い越しが継続していました。それほどドラスティックな資金流入になるのか、現時点では何とも言えませんが、資金シフトが起こっていることを期待したいところではあります。

 

海外投資家の動向と日本株の関係

表2では海外投資家の動向とTOPIXの前月比を見てみました。縦軸がTOPIXの前月比、横軸が海外投資家の買い越し、売り越し額です。表からは海外投資家が買えば上昇し、売れば下落するというような関係が感じられます。

この表は都合、2003年1月の結果を除いたものとなっているのですが、月数が166ある中、海外投資家が株式を買い越した回数は111回となっています。海外投資家が買い越したうち、TOPIXが下落した回数は32回(約29%)です。反対に海外投資家が売り越した55回中、上昇したのは15回(27%)となっています。

つまり、よく言われるように、海外投資家の売買に日本株の動向は左右されています。

表2 海外投資家動向(横軸)とTOPIX前月比(縦軸)

TOPIXチャート

海外投資家動向ヒートマップ

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本日も全体市場は小幅な動きに。年内受け渡し最終で小型株が強い展開に(2016年12月28日)

株式市場概況

本日のTOPIXは前日比+0.58ポイント(+0.04%)の1536.8ポイントで取引を終えました。日中値幅は7ポイント(0.45%)とかなり狭く、動意薄の展開となりました。昨日、減損が話題となった東芝(6502、前日比-80円、終値311.6円)は、本日、ストップ安となりました。

セクター別では非鉄金属、鉄鋼、機械など素材関連が強く、ゴム、繊維、食料品など、足元、出遅れ感から買われていたセクターが弱くなりました。スタイルインデックスでは上昇率トップ3が東証2部、マザーズ、TOPIXスモールと小型が揃う一方、下落率上位はコア30、ラージ70と大型が目立ちました。小型株は年末の個人の税金対策の売買が一段落したことや、東芝の減損の影響から大型が買い難くなったことから資金が向かい易かったことが上昇要因となりました。

個別株では朝刊に米投資ファンドのKKRが買収すると報道があった日立工機(6581、前日比+203円、終値1,456円)、昨日月次売上の速報が良好だった神戸物産(3038、前日比+315円、終値4,165円)となりました。一方で、昨日決算を発表した百貨店2社、Jフロント・リテイリング(3086、前日比-86円、終値1,599円)、高島屋(8233、前日比-56円、終値972円)は、業績の回復が見られないことから、下落率が大きくなりました。

昨日、東証ジャスダックに上場したティビィシィ・スキャット(3974、公募価格1,400円)は、公募価格比+3,100円の4,500円で、本日、初値を付けました。しかし、その後は買いが入らず3,800円のストップ安で一日の取引を終えました。

経済指標では、鉱工業生産(11月・前月比)は+1.5%(前月0%)と、ここ5か月で最も良好な値となりました。12月の生産見通しは+2%、1月は+2.2%と順調に伸びることが予想されています。小売売上高(11月・前月比)は+0.2%(前回+2.5%)と前月を下回ったものの、予想を上回る値となり、自動車生産台数(11月・前年比)も+6.6%(-3.9%)となりました。本日は全体的に良いものが目立ちました。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比11.34ポイントの938.52ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は153(71.8%)、下落銘柄数は57(26.8%)、変わらずは3(1.4%)、騰落レシオ(25日)は89.24、売買代金は前日比-41億円の873億円となりました。

上昇寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比30円、終値221円)、そーせいグループ(4565、前日比170円、終値13290円)、CYBERDYNE(7779、前日比19円、終値1656円)となり、下落寄与度上位銘柄はイグニス(3689、前日比-580円、終値6410円)、モルフォ(3653、前日比-100円、終値5260円)、エリアリンク(8914、前日比-41円、終値1285円)、売買代金上位はイグニス、モブキャスト(3664、前日比7円、終値965円)、そーせいグループとなりました。

マザーズ先物は前日比11.5ポイントの925ポイントで一日の取引を終えました。出来高は226枚でした。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

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JGBトレーディングフロア(2016年12月28日)

(10:10)
日銀買いオペ通告 10-25年、25年超、変動利付債。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of161228.htm

(12:00)
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba161228.htm

(17:30)
日銀は本日の買いオペ(10-25年と25年超)のオファー金額をそれぞれ100億ずつ減額し、今月14日の増額以前の金額に戻した。この影響で超長期債の利回りが上昇するも、当面の日銀の金融政策に変更ないとの見方は変わらず、中長期ゾーンは確りした展開でイールドカーブはスティープニングした。

本日の国債利回り


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