株式市場概況
本日のTOPIXは前日比+0.58ポイント(+0.04%)の1536.8ポイントで取引を終えました。日中値幅は7ポイント(0.45%)とかなり狭く、動意薄の展開となりました。昨日、減損が話題となった東芝(6502、前日比-80円、終値311.6円)は、本日、ストップ安となりました。
セクター別では非鉄金属、鉄鋼、機械など素材関連が強く、ゴム、繊維、食料品など、足元、出遅れ感から買われていたセクターが弱くなりました。スタイルインデックスでは上昇率トップ3が東証2部、マザーズ、TOPIXスモールと小型が揃う一方、下落率上位はコア30、ラージ70と大型が目立ちました。小型株は年末の個人の税金対策の売買が一段落したことや、東芝の減損の影響から大型が買い難くなったことから資金が向かい易かったことが上昇要因となりました。
個別株では朝刊に米投資ファンドのKKRが買収すると報道があった日立工機(6581、前日比+203円、終値1,456円)、昨日月次売上の速報が良好だった神戸物産(3038、前日比+315円、終値4,165円)となりました。一方で、昨日決算を発表した百貨店2社、Jフロント・リテイリング(3086、前日比-86円、終値1,599円)、高島屋(8233、前日比-56円、終値972円)は、業績の回復が見られないことから、下落率が大きくなりました。
昨日、東証ジャスダックに上場したティビィシィ・スキャット(3974、公募価格1,400円)は、公募価格比+3,100円の4,500円で、本日、初値を付けました。しかし、その後は買いが入らず3,800円のストップ安で一日の取引を終えました。
経済指標では、鉱工業生産(11月・前月比)は+1.5%(前月0%)と、ここ5か月で最も良好な値となりました。12月の生産見通しは+2%、1月は+2.2%と順調に伸びることが予想されています。小売売上高(11月・前月比)は+0.2%(前回+2.5%)と前月を下回ったものの、予想を上回る値となり、自動車生産台数(11月・前年比)も+6.6%(-3.9%)となりました。本日は全体的に良いものが目立ちました。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比11.34ポイントの938.52ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は153(71.8%)、下落銘柄数は57(26.8%)、変わらずは3(1.4%)、騰落レシオ(25日)は89.24、売買代金は前日比-41億円の873億円となりました。
上昇寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比30円、終値221円)、そーせいグループ(4565、前日比170円、終値13290円)、CYBERDYNE(7779、前日比19円、終値1656円)となり、下落寄与度上位銘柄はイグニス(3689、前日比-580円、終値6410円)、モルフォ(3653、前日比-100円、終値5260円)、エリアリンク(8914、前日比-41円、終値1285円)、売買代金上位はイグニス、モブキャスト(3664、前日比7円、終値965円)、そーせいグループとなりました。
マザーズ先物は前日比11.5ポイントの925ポイントで一日の取引を終えました。出来高は226枚でした。
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