債券相場は下落。日銀政策決定会合での政策修正観測が強まる中、MUFGの市場事業本部長が3月のマイナス金利政策解除の可能性を指摘したことが材料視され売りが優勢だった。またこの日の夕方、時事通信社が「この3月の金融政策決定会合で、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通し」と伝わり、先物が夜間取引でさらに15銭ほど安い146円20銭台に下落している(16:05)
【メモ】
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株式市場の日々の動きをレポートします。
債券相場は下落。日銀政策決定会合での政策修正観測が強まる中、MUFGの市場事業本部長が3月のマイナス金利政策解除の可能性を指摘したことが材料視され売りが優勢だった。またこの日の夕方、時事通信社が「この3月の金融政策決定会合で、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通し」と伝わり、先物が夜間取引でさらに15銭ほど安い146円20銭台に下落している(16:05)
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債券相場は上昇。朝方発表の2月の東京都区部CPIの伸び率が、日銀が目標とする2%を超え、事前予想も上回ったことで売りが先行したが、警戒されていたこの日の10年債入札を無難に通過したことで買い安心感が広がった。それでも、3/18-19で行われる日銀政策決定会合での政策修正観測が意識され、長期金利の0.6%台や先物の146円50銭台では買いの勢いも限られたようだ。
【メモ】
☆10年債入札(373回リオープン、CPN0.6%)落札結果
最低落札価格98円88銭(0.772%)、平均落札価格98円92銭(0.718%)、応札倍率3.24倍(前回3.65倍)、(事前予想価格98円88銭)
☆2月東京都区部総合CPI前年同月比+2.6%(前月+1.6%)、コアCPI 前年同月比+2.5%(前月+1.6%)。
昨年2月分から価格に反映された政府の電気・ガス価格激変緩和対策事業による押し下げ効果が剥落。
債券相場は上昇。米長期金利がISM製造業景況指数の低下などを受けて低下したことや日銀が3月最初の買入れオペで購入額を据え置いたことなどが相場を押し上げた。一方で政府がデフレ脱却を表明するとの報道や、マイナス金利解除以外の政策修正に関する報道なども重しになった。明日に10年国債入札を控えていることから積極的な売買は限られたようだ。
【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3750億円、10-25年1500億円、25年超750億円。
応札倍率は、2.15、3.80、2.03、3.30倍。
債券相場は超長期債中心に上昇。日銀の植田総裁がG20財務相・中央銀行総裁会議出席のため訪れたブラジル・サンパウロで「2%の物価目標実現は見通せる状況には至ってない」との認識を示したことが、材料視され買いにつながった。ただ同時に「春闘の動向は確認作業の中で一つの大きなポイント」と指摘したており、3/19の日銀会合に向けた金融政策正常化観測が後退するには至っていないとの見方。
【メモ】
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債券相場は下落。この日の日銀高田審議委員の滋賀県金融経済懇談会での発言をきっかけに金融政策正常化観測を強め、2年国債利回りは約13年ぶり高水準(0.180%)を付けるなど、売り優勢の動きとなった。その発言では、2%の物価安定目標の実現が見通せる状況になってきたとして強力な金融緩和からの出口対応に向けた検討が必要としたほか、また今年の春闘を控え、昨年以上の賃上げ機運が高まっているとし、持続的な物価上昇の実現につながり始めたとの見解を示した。
【メモ】
☆2年債入札(458回、CPN0.2%)落札結果
最低落札価格100円02銭5厘(0.187%)、平均落札価格100円03銭9厘(0.180%)、
応札倍率3.62倍(前回3.74倍)、(事前予想価格100円02銭9厘)