JGBトレーディングフロア(2025年2月21日)

債券相場は上昇。朝方発表された1月の全国CPIで生鮮食品を除くコア指数が予想を上回ったことを受け、長期金利指標である新発10年債利回りが一時1.455%と09年11月以来の高水準を更新したが、その後、衆院予算委員会に出席した植田総裁が、長期金利が急激に上昇する場面では「機動的に国債買い入れの増額等を実施する」と発言したことで買いが優勢となり、先物は一時、前日比82銭高の139円76銭まで上昇した。
債券市場では売りポジションが相当積み上がっていたので、植田総裁の発言をきっかけに買い戻しが入ったが、総裁は現在の長期金利上昇が急激だとは言っておらず、価格形成は市場に任せるとしているため、相場の反発は一時的で弱い基調が当面続くとの声も聞かれた。

【メモ】
植田日銀総裁答弁(1月21日衆議院予算委員会)
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=55529&media_type=


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年2月20日)

債券は中長期債中心に下落。長期金利指標である新発10年債利回りは1.44%と09年11月以来の高水準を更新した。円高・株安を受けて安全資産の国債買いで相場が上昇する場面もあったが、流動性供給入札が弱かったことや、日銀植田総裁と石破首相の会談で長期金利が話題に出なかったことを受けて下落に転じた。
残存期間5年超15.5年以下を対象とした流動性供給入札について、応札倍率が低く投資家の需要が低調であることが示された。

【メモ】
☆流動性供給入札(423回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.016%、募入平均利回り較差-0.022%、応札倍率2.46倍(前回3.76倍)


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JGBトレーディングフロア(2025年2月19日)

債券相場は長期債が下落。この日の日銀高田審議委員の宮城県金融経済懇談会での講演が従来の姿勢を大きく変えなかったとの受け止めから買いが優勢となるも、午後の会見では、足元の長期金利上昇を容認する発言をしたことで、慌てて債券を買い戻ししなくても良いという見方が強まり、再び売り戻された。
講演と会見の間に実施された、この日の定例の国債買い入れオペでは1年超3年以下、3年超5年以下、25年超の応札倍率が前回から低下し、売り圧力の弱まりを示す形となった。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3000億円、3-5年3000億円、5-10年3250億円、25年超700億円。応札倍率は、それぞれ2.09、2.78、1.82、2.22倍。


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JGBトレーディングフロア(2025年2月18日)

債券相場は大幅下落。長期金利の指標となる新発10年国債利回りは1.43%と2009年以来の水準に上昇した。米国の長期金利が時間外取引で上昇したことに加え、日銀の利上げ観測が根強い中、この日の20年債入札が不調に終わり、売りが膨らんだ。同入札は2%の利回り水準で無難に消化されるとの見方もあったが、日銀の利上げ継続観測を背景とする金利先高観の強さから不調に終わった。入札結果で大きいほど不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)が55銭と23年12月(82銭)以来の水準に拡大。また最低落札価格は99円05銭と市場予想(99円65銭)を大きく下回った。債券相場は相当センチメントが悪く、明日の高田審議委員の講演での発言にも警戒感が漂っているようだ。

【メモ】
☆20年債入札(191回、CPN2.0%)落札結果
最低落札価格99円05銭(2.028%)、平均落札価格99円60銭(2.028%)、応札倍率3.06倍(前回3.04倍)、(事前予想価格99円65銭)


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JGBトレーディングフロア(2025年2月17日)

債券相場は下落。日銀の利上げ継続観測を背景に投資家の慎重な投資姿勢が続く中、朝方発表された24年10-12月期のGDP速報値が、物価変動の影響を除く実質が前期比年率2.8%増と市場予想(1.1%増)を大きく上回ったことで下げが加速した。一方、超長期債は底堅く推移し利回り曲線がフラット化した。金利スワップ市場では6月の日銀利上げ織り込みが5割を超え、利上げ期待が前倒しになってきており、中立金利の水準もこれまでより高くなるとの憶測で売られているとの見方から投資家は手控えムードが強いようだ。

【メモ】
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