債券相場は上昇。朝方発表された1月の全国CPIで生鮮食品を除くコア指数が予想を上回ったことを受け、長期金利指標である新発10年債利回りが一時1.455%と09年11月以来の高水準を更新したが、その後、衆院予算委員会に出席した植田総裁が、長期金利が急激に上昇する場面では「機動的に国債買い入れの増額等を実施する」と発言したことで買いが優勢となり、先物は一時、前日比82銭高の139円76銭まで上昇した。
債券市場では売りポジションが相当積み上がっていたので、植田総裁の発言をきっかけに買い戻しが入ったが、総裁は現在の長期金利上昇が急激だとは言っておらず、価格形成は市場に任せるとしているため、相場の反発は一時的で弱い基調が当面続くとの声も聞かれた。
【メモ】
植田日銀総裁答弁(1月21日衆議院予算委員会)
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=55529&media_type=
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