債券相場は下落。前日の米CPIは、インフレの鈍化を示す結果となるも、明日のFOMCの結果発表を前に持ち高調整の売りなどで米長期金利が上昇、国内債もその流れを受けて売りが先行した。
その後は、日銀MPMを控えて動きづらく、小幅もみあいの動きとなった。一方で超長期債は、投資家の買い需要が強く、長めのゾーンで利回りが低下した。
【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。
日銀関連
債券相場は下落。前日の米CPIは、インフレの鈍化を示す結果となるも、明日のFOMCの結果発表を前に持ち高調整の売りなどで米長期金利が上昇、国内債もその流れを受けて売りが先行した。
その後は、日銀MPMを控えて動きづらく、小幅もみあいの動きとなった。一方で超長期債は、投資家の買い需要が強く、長めのゾーンで利回りが低下した。
【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。
債券相場は超長期債を中心に上昇。米国金利の低下を受けて買いが先行、またこの日の超長期債対象の流動性供給入札も順調な内容となり、需要の強さが確認されたことが下支えとなった。15、16日の日銀金融政策決定会合で現行の金融緩和策を継続するとの見方が強まる分だけ、下値が切りあがってきている印象だが、一定の警戒感も残り、上値追いも限られそう。
【メモ】
☆流動性供給入札(383回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 -0.017%、募入平均利回り較差-0.019%、応札倍率2.87(前回3.10倍)。
債券相場は上昇。日米欧での金融政策イベントを控え様子見ムードが強い中、日銀金融政策決定会合では現行の金融緩和策の継続を決める公算が大きいとの報道もあり、やや買いが優勢だった。先物は、9月限に限月交代し、価格水準が下がったことも、下支えとなったようだ。
【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。
債券相場は上昇。米国の失業保険申請件数が予想以上に増加し、長期金利が低下した流れを引き継いだ。ただ高く始まった後は、全般的に小動き。来週に日米欧での金融政策会合を控え、基本的に様子見姿勢が強いようだ。先物は9月限の建玉が6月限を上回りロールの動きは峠を越え、夕方の夜間取引から中心限月が9月限に移行した。
【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4250億円、3-5年4500億円、5-10年5750億円、25年超1000億円。応札倍率は、それぞれ3.07、2.14、2.68、2.70倍。
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。
【来週のスケジュール】
6/12
<国内予定>
国内企業物価指数(5月) / 工作機械受注(5月)
<海外予定>
【米国】バイデン米大統領,NATO事務総長と会談(ホワイトハウス) / 米3年債,10年債入札 / 米財政収支(5月)
【欧州】*****
【その他】中国経済全体のファイナンス規模,新規融資,マネーサプライ
<海外決算>
オラクル
6/13
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満) 法人企業景気予測調査 /営業毎旬報告(6月10日現在)
<海外予定>
【米国】米FOMC(14日まで) / 米CPI(5月) / 米財務長官証言(下院金融委員会) / 米30年債入札
【欧州】英中銀総裁証言(上院委員会) / OPEC月報 / 独5年債入札 / イタリア3年,7年債入札 / 独CPI(5月) / 独ZEW期待指数(6月) / 英ILO失業率(2-4月)
【その他】*****
6/14
<国内予定>
トヨタ自動車の定時株主総会(愛知県豊田市)
<海外予定>
【米国】米FOMC声明発表,FRB議長記者会見と経済予測 / 米PPI(5月)
【欧州】独10年債入札 / ユーロ圏鉱工業生産(4月) / 英鉱工業生産(4月)
【その他】*****
6/15
<国内予定>国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀国債買いオペ(1-3年,5-10年, 10-25年,残存25年超) / 貿易収支(5月) / コア機械受注(4月) / 第3次産業活動指数(4月)
<海外予定>
【米国】小売売上高(5月) / 輸入物価指数(5月) / 企業在庫(4月) / 対米証券投資(4月) / ニューヨーク連銀製造業景況指数(6月) / フィラデルフィア連銀製造業景況指数(6月) / 鉱工業生産(5月)
【欧州】ECB政策金利発表,総裁記者会見 / ユーロ圏財務相会合(ユーログループ) / NATO国防相理事会(ブリュッセル)
【その他】中国,中期貸出制度(MLF)1年物金利 / 中国工業生産・小売売上高(5月)中国 / 新築住宅価格(5月) / 豪雇用統計(5月)
6/16
<国内予定>
日銀金融政策決定会合,植田総裁会見
<海外予定>
【米国】米ミシガン大学消費者マインド指数(6月)
【欧州】ユーロ圏CPI(5月) / EU財務相理事会
【その他】*****
債券相場は下落。カナダ銀行の予想外の政策金利引き上げで米国の金融引き締め継続の見方が強まり、米国債が下落した流れを受けて売りが先行した。この日の流動性供給入札も軟調な結果となり相場の上値を抑えた。先物は、6月-9月の限月間スプレッドが再び拡がった。ショートロールの動きから9月限への売り圧力が相対的に強まったようだ。
【メモ】
☆流動性供給入札(383回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 +0.003%、募入平均利回り較差+0.002%、応札倍率3.10(前回3.72倍)。