債券相場は長期・超長期債中心に続落。前日の下げで高くなった利回り水準が好感されて上昇した後、日銀がこの日実施した国債買い入れオペの結果が売り圧力の強さを示したことで、午後は下落に転じた。来週の日銀金融政策決定会合は現状維持が見込まれているものの、今後の政策修正に向けた警戒感がくすぶっている。
【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円、25年超750億円。
応札倍率は、3.54、2.89、2.74、2.71倍。
日本国債並びに日本国債先物市場で気になるポイントをとりあげます。
債券相場は長期・超長期債中心に続落。前日の下げで高くなった利回り水準が好感されて上昇した後、日銀がこの日実施した国債買い入れオペの結果が売り圧力の強さを示したことで、午後は下落に転じた。来週の日銀金融政策決定会合は現状維持が見込まれているものの、今後の政策修正に向けた警戒感がくすぶっている。
【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円、25年超750億円。
応札倍率は、3.54、2.89、2.74、2.71倍。
債券相場は超長期債中心に大幅安。この日行われた20年国債の入札結果が低調だったことで売りが加速した。また米長期金利も早期利下げ観測の後退により上昇したことも売り圧力につながった。日銀のマイナス金利解除観測の後退を背景に堅調地合いが続いたが、買い一巡後は来週22-23日の政策決定会合の内容を見極めたいとする向きが売買を手控えたことで思いのほか下げが大きくなったようだ。
【メモ】
☆20年債入札(187回、CPN1.3%)
落札結果 最低落札価格98円45銭(1.399%)、平均落札価格98円69銭(1.383%)、
応札倍率3.13倍(前回2.58倍)、(事前予想価格98円60銭)
17日の債券相場は下落。米FRBのウォラー理事が利下げは慎重なペースで進めるべきだと述べたことを受けて米長期金利が上昇したことや日銀の早期政策修正観測の後退によって続いた買い戻しも来週の日銀政策決定会合を前に一巡したと見られ高値警戒感からの売りが優勢だった。明日の20年債入札を控える中、大手生保の買い控えスタンスの報道なども重しになったようだ。
【メモ】
富国生命「円債やはり買わない」-余力十分だがマイナス金利解除待ち
明治安田生命は超長期債投資を手控え、金利上昇局面まで「焦りなし」
債券相場は下落。日銀の早期政策修正観測の後退などを背景に長期金利が約1カ月ぶりの低水準となったことや2年債利回りも昨年7月以来のマイナス圏に沈んだことで高値警戒感から先物中心に売りが膨らんだ。この日実施された5年債入札が弱めだったことも相場の重しとなったようだ。翌週の日銀政策決定会合では、政策の現状維持が見込まれるものの、内容を見極めるべく様子見ムードの強まりで、目先はややボラタイルな動きが強まるのではとの声も聞かれた。
【メモ】
☆5年債入札(164回、CPN0.2%)落札結果
最低落札価格100円01銭(0.197%)、平均落札価格99円98銭(0.204%)、
応札倍率3.79倍(前回3.85倍)、(事前予想価格100円02銭)
債券相場は上昇。米生産者物価指数が予想外の低下となり米2年債大きく低下するなど利下げ期待が高まったことで、国内債も買いが先行、またこの日、減額観測のあった定例の日銀国債買い入れオペも据え置きとなったことも下支えとなった。2年債利回りは約5カ月半ぶりにマイナス圏(-0.005%)に沈んだほか、長期金利は1カ月ぶりの水準(0.555%)に低下した。
【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円、10-25年1500億円。
応札倍率は、3.54、2.89、2.74、2.71倍。