JGBトレーディングフロア(2024年7月18日)

債券相場は下落。7月末の次回政策決定会合を控える中、円安是正のために日銀に利上げを求めた河野デジタル相のインタビュー記事をきっかけに利上げが意識され、売りが優勢だった。一方、この日の5年物グリーントランスフォーメーション(GX)債の入札が順調な結果となり相場を下支えしたほか、超長期ゾーンにも押し目買いが入り、午後からは先物も下げ幅を縮めた。足元での円安一服や米国の利下げ期待の高まりなどで、7月の利上げ確率が低下していたこともあり、その分が巻き戻された形。河野デジタル相は総裁候補の一人と目されているが、昨日は前トランプ米大統領も過度の円安に懸念を示しており、秋の内外の政治イベントを見据えると、例えば利上げのタイミングなど今後の日銀の政策運営にも影響が出るとの見方もあるようだ。

【メモ】
☆5年GX債入札(2回、CPN0.5%、発行額3500億円)落札結果
応募者利回り 0.595%、発行価格99円54銭、応札倍率4.04倍(前回3.39倍)事前予想利回り0.595%。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年7月17日)

債券相場は中長期債中心に下落。米国の利下げ期待から米長期金利が低下した流れを引き継ぎ買い先行で始まるも、新発10年債利回りが節目の1.00%に接近で(1.005%)、高値警戒感から売りに押された。日銀の政策修正に対する警戒感が続いている中で、この日は節目を抜けて行くほどの勢いはなく、特に午後からは足元の急上昇からの反動が強まったようだ。この日の定例の日銀オペでも、中長期ゾーンの需給の引き締まりが示されたが、市場への影響が限られたことが、逆に売りを誘う形になったとの声も聞かれた。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、5-10年4250億円、10-25年1500億円。
 応札倍率は、3.39、1.78、1.38、2.53倍。


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JGBトレーディングフロア(2024年7月16日)

債券相場は上昇し、長期金利は3週間ぶりの水準(1.015%)に低下した。米長期金利がこの日の時間外取引で低下したことや、国内の流動性供給入札を順調に終えたことで買いが優勢となった。9月利下げが視野に入る中で米金利が低下しやすくなっていることが円債相場の大きなサポートになっているほか、為替の円安一服で、日銀の早期利上げの可能性が低下したとの見方が買いにつながった。ただそれでも、7月日銀会合に向けて早期利上げや国債買入れの大幅減額に対する警戒感はまだ続いており、長期金利が1.00%を下回っていくのは難しいのではないかとの声も聞かれた。

【メモ】
☆流動性供給入札(409回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.029%、募入平均利回り較差-0.031%、応札倍率3.43倍(前回3.45倍)


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JGBトレーディングフロア(2024年7月12日)

債券相場は上昇。米6月CPIが予想を下回り、年内2回の利下げがあるとの観測が浮上し米長期金利が低下した流れを受けて買いが先行した。またCPIの結果発表と同じタイミングで円高が急伸、政府・日銀の円買い介入報道も支援材料になった。米利下げ観測が強まれば日銀が円安対応を迫られる可能性を減らし早期の政策修正観測は後退するとの見方もある一方で、米金利低下や為替の円高基調が継続するのか今しばらく見極めが必要との声も聞かれた。

【メモ】
米国時間の取引で一時4円余り上昇、政府・日銀が介入との報道 / 日銀が対ユーロで「レートチェック」-市場関係者(Bloombergニュース)


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JGBトレーディングフロア(2024年7月11日)

債券相場は横ばい。この日の20年債入札は、ここもとの超長期債水準が相対的に割安だったこともあり順調な結果となったが、その後の市場への影響は限られた。引き続き7月の日銀会合で買い入れ減額と利上げが決まることへの警戒感が重しになっていることもあるが、今晩の米国CPI結果を見極めたいとする向きが取引を手控えているようだ。米パウエルFRB議長の議会証言から9月の利下げ観測が高まっており、インフレ鈍化が見られれば米金利の低下基調が強まることが予想され、それから動いても遅くはないだろうとの声も聞かれた。

【メモ】
☆20年債入札(189回、CPN1.9%)落札結果
最低落札価格99円75銭(1.917%)、平均落札価格99円80銭(1.913%)、
応札倍率3.80倍(前回3.27倍)、(事前予想価格99円60銭)


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