債券相場は超長期債を中心に下落。前日に米長期金利が上昇したことに加え、国内長期金利も心理的な節目0.05%に接近したことで売りが先行した。この日行われた30年債入札は無難に通過し、先物が一時買われるも、経済対策に伴う国債増発を警戒する動きは燻っており、上値は抑えられた。
【メモ】
☆30年債入札(72回,CPN 0.7%)落札結果
最低落札価格100円35銭(0.685%)、平均落札価格100円42銭(0.683%)、応札倍率3.45倍(前回2.90倍)。(事前予想価格100円35銭)
日本国債並びに日本国債先物市場で気になるポイントをとりあげます。
債券相場は超長期債を中心に下落。前日に米長期金利が上昇したことに加え、国内長期金利も心理的な節目0.05%に接近したことで売りが先行した。この日行われた30年債入札は無難に通過し、先物が一時買われるも、経済対策に伴う国債増発を警戒する動きは燻っており、上値は抑えられた。
【メモ】
☆30年債入札(72回,CPN 0.7%)落札結果
最低落札価格100円35銭(0.685%)、平均落札価格100円42銭(0.683%)、応札倍率3.45倍(前回2.90倍)。(事前予想価格100円35銭)
債券相場は上昇。前週末に米長期金利が低下したことや、国内の経済対策に絡む国債増発への警戒感も薄れ、買い優勢の展開となった。先週のBOEの利上げ見送りで欧米金利の先高観は後退し、これまで慎重だった投資家の買い需要も膨らんだようだ。
債券相場は上昇。長期金利は1カ月ぶりの低水準となった。前日のイングランド銀行の利上げ見送りは、早期利上げ観測の後退を促す結果となり欧米債券市場の大幅上昇から、国内債もその流れを受ける結果となった。米長期金利は今晩の米雇用統計や来週の米国PPI、CPIの発表を控えるも、急速な巻き戻しの動きに低下基調が続くとの見方。
11/8
<国内予定>
日銀金融政策決定会合における主な意見(10月27・28日分) / 景気動向指数(9月)<国内決算> 大林組(1802) / 住友鉱(5713) / ソフトバンクG(9984) / いすゞ自(7202)ほか
<海外予定>
【米国】FRB議長,会議冒頭挨拶 / フィラデルフィア連銀総裁講演 / シカゴ連銀総裁講演 / 米入国者のワクチン接種義務化
【欧州】ユーロ圏財務相会合
【その他】中国共産党6中総会 / APEC閣僚会合(議長国ニュージーランド)<海外決算> ペイパル / AMCほか
11/9
<国内予定>
国庫短期証券(6カ月)入札 / 30年利付国債入札 / 毎月勤労統計 / 国際収支:経常収支(9月) / 銀行貸出動向(10月) / 倒産件数(10月) / 景気ウォッチャー調査 現状判断(10月)
<国内決算>
鹿島(1812) / 東レ(3402) / 大成建設(1801) / 東急(9005) / NTTデ(9613) / 出光興産(5019) / キリンHD(2503) / バンダイナムコHD(7832) / りそなHD(8308) / 日産(7201) ほか
<海外予定>
【米国】FRB議長,会議冒頭で挨拶 / セントルイス連銀総裁,パネル討論会に参加(オンライン) / サンフランシスコ連銀総裁,質疑応答に参加(オンライン) / 米PPI(10月)
【欧州】ECB総裁フォーラムで開会挨拶 / 英中銀総裁らパネル討論会に参加 / EU財務相理事会 / フィンランド中銀開催会議で中ロ中銀総裁ら講演 / 独貿易収支(9月) / 独ZEW期待指数(11月)
【その他】中国経済全体のファイナンス規模,新規融資,マネーサプライ(15日までに発表)<海外決算>ドアダッシュ / コインベース / バイエルほか
11/10
<国内予定>
日銀国債買い入れオペ(1-3,3-5,5-10年) / 宮園GPIF理事長,「グローバル・ペンション・シンポジウム」のパネル参加 / マネーストックM3(10月) / 工作機械受注(10月)<国内決算>パンパシI(7532) / 資生堂(4911) / セコム(9735) / 三菱地所(8802) / アサヒGH(2502) / NTT(9432) / マツダ(7261) ほか
<海外予定>
【米国】CPI(10月) / 卸売在庫(9月) /財政収支(10月)【欧州】独CPI(10月)【その他】中国PPI・CPI(10月)
<海外決算>
ウォルト・ディズニー / アリアンツ / クレディ・アグリコル / テンセントほか
11/11
<国内予定>流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / 日銀CP買い入れオペ / 内企業物価指数(10月) / 東京オフィス空室率(10月)
<国内決算>エネオス(5020) / ブリヂストン(5108) / 博報堂DY(2433) / サントリ食(2587) / 楽天G(4755) / スズキ(7269) / GMOPG(3769) / 三井住友TH(8309) / マクドHD(2702) ほか
<海外予定>
【米国】米債券市場休場(ベテランズデー)
【欧州】ECB経済報告 / 欧州委員会経済見通し / EU外相理事会 / OPEC月報 / 英GDP(3Q) / 英鉱工業生産(9月)
【その他】中国「独身の日」 / 豪雇用統計(10月)<海外決算>メルク / シーメンス / アルセロール・ミタルほか
11/12
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 国際資本市場協会(ICMA)・日本証券業協会共催「グリーン/ソーシャル・ボンドコンファレンス」 / 営業毎旬報告(11月10日現在)
<国内決算>
大塚HD(4578) / 電通G(4324) / かんぽ生命(7181) / みずほFG(8411) / ゆうちょ銀(7182) / T&DHD(8795) / ヤマトHD(9064) / ラクス(3923) / 日本郵政(6178) / 東エレク(8035) / 三井住友FG(8316) / 光通信(9435) / 東芝(6502) / 新生銀(8303) ほか
<海外予定>
【米国】ニューヨーク連銀総裁講演 / 米求人件数(9月) / ミシガン大学消費者マインド指数(11月)
【欧州】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)閉幕 / EU財務相理事会(予算) / ユーロ圏鉱工業生産(9月)
【その他】APEC首脳会議(AELM,議長国ニュージーランド)<海外決算>アストラゼネカほか
債券相場は長期債を中心に上昇。前日の米国FOMCの結果(テーパリングの開始)を受けて、米債は短期ゾーンが買われ、長期ゾーンが売られるツイストのスティープニングとなり、長期金利は1.6%に上昇。
国内債もこの流れを受けて先物などが前日夜間取引から大きく下げて始まるも、その後は値ごろ感から投資家の需要が強く買いが優勢だった。この日の物価連動債入札は強い結果となったが、相場への影響は限定的だった。
【メモ】
☆物価連動債入札(26回,CPN 0.005%)落札結果
発行価格103円50銭(-0.357%)、応札倍率3.31倍(前回2.88倍)。(事前予想価格102円85銭)
債券相場は長期債を中心に上昇。午後に入りオーストラリア準備銀行の政策決定(政策金利据置き・YCC撤廃)が公表されると米長期金利が時間外取引で低下したことを受けて買いが優勢となった。超長期債は補正予算に絡む国債増発懸念や30年債入札を控えた調整売りで下落した。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4500億円、3-5年4500億円、10-25年1500億円(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ2.06、2.05、2.44倍。