債券相場は下落。前日の欧米長期金利が上昇したことを受けて売りが先行した。その後も来年度の国債発行計画や来週発表の国債買いオペ予定に対する警戒感もある中、明日の流動性供給入札を控えて買いの動きは限られ、先物を中心に売り圧力が掛かった。
国債市場コメント
日本国債並びに日本国債先物市場で気になるポイントをとりあげます。
JGBトレーディングフロア(2021年12月21日)
債券相場は下落。前日の米長期金利が上昇したことを受けて売りが優勢だった。日銀がこの日実施した国債買いオペは無難な結果で相場を押し上げるには至らず、また株価が大幅反発したことも上値を重くした。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは1-3年4500億円、3-5年4500億円、5-10年4250億円。(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ3.01、2.72、2.72倍。
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光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2021年12月20日)
債券相場は上昇。長期金利は2週間ぶりの水準となる0.035%に低下した。新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大や中国人民銀行の利下げを受けて世界経済への不安が強まり、株安や米長期金利の一段低下を受けて、リスク回避の買い圧力が強まり、先物もじり高の動きとなった。
【今週のスケジュール】
12/20
<国内予定>
資金循環統計(7-9月期速報)
<海外予定>
【米国】米景気先行指標総合指数(11月)
【欧州】EU環境相理事会
【その他】中国ローンプライムレート(LPR,12月)
<海外決算>マイクロン / ナイキ
12/21
<国内予定>
日銀国債買いオペ1-3,3-5,5-10年) / 日銀,社債買い入れオペ(残存3-5年) / 臨時国会会期末 / 月例経済報告(12月)
<国内決算>
ツルハHD
<海外予定>
【米国】米経常収支(3Q)
【欧州】ユーロ圏消費者信頼感指数(12月)
【その他】*****
12/22
<国内予定>
日銀金融政策決定会合議事要旨(10月27・28日分) / 営業毎旬報告(12月20日現在)
<海外予定>
【米国】GDP(3Q) / 中古住宅販売件数(11月) /消費者信頼感指数(12月)
【欧州】英GDP(3Q)
【その他】*****
<海外決算>
ペイチェックス
12/23
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満) / 日銀,気候変動対応支援の資金供給オペ / 黒田日銀総裁講演(経団連審議員会) / 景気先行指数(10月) / 全国百貨店売上高(11月) / 東京地区百貨店売上高(11月) / 工作機械受注(11月)
<海外予定>
【米国】米債券市場,短縮取引 / 米耐久財受注(11月) / 米個人所得・支出(11月) / 米新築住宅販売件数(11月) / ミシガン大学消費者マインド指数(12月)
【欧州】*****
【その他】*****
12/24
<国内予定>
日銀国債買いオペ(3-5,5-10年) / 日銀,新型コロナ感染症対応の金融支援特別オペ / 全国CPI(11月) / 企業向けサービス価格指数(11月) / 住宅着工件数(11月)
<国内決算>
ニトリHD
<海外予定>
【米国】米株式・債券市場休場
【欧州】独市場休場,仏市場短縮取引 / 英市場短縮取引
【その他】*****
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2021年12月18日)
債券相場は小幅安。各国中央銀行の金融政策イベントを大きな影響なく通過し、来週にかけて来年度の国債発行計画を見極める姿勢が強まった。この日、日銀が金融政策決定会合で新型コロナウイルス対応の資金繰り支援策の延長を決めるもCP,社債の買入れ増額措置は来年3月までとする決定をしたが、相場の反応は限定的だった。
【メモ】
黒田総裁会見ポイント(引用元:Bloomberg)
・長短金利操作付き量的質的金融緩和の下で「適切なイールドカーブ(利回り曲線)が実現されている」
・緩和縮小や正常化プロセスに入ったという状況では「全くありません」
・日本の物価が「2%に及ぶとか、超えることはまずない。欧米のように金融政策が正常化に向けて動き出すことにはならない」
・欧米と「経済や物価の差異で金融政策の方向性が違うのは当然」
・海外中銀の決定が「直ちに日銀の政策に影響及ぼすことはない」
・「物価見通しや予想物価上昇率が従来よりも上昇してきているのは事実だ」
・「アップサイドのリスクの見方が多くなるのか、今後の動向を見て議論していく」
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光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2021年12月16日)
債券相場は上昇。この日の20年債入札が順調な結果だったことを受けて買いが優勢になった。前日開かれたFOMCでは、資産購入の縮小ペース(テーパリング)を従来の2倍に加速させ、米国債と住宅ローン担保証券合わせて月額300億ドルのペースで縮小させる方針を決定したが、織り込み済みとして相場の反応は限定的だった。
【メモ】
☆20年債入札(178回,CPN 0.5%)落札結果
最低落札価格100円80銭(0.455%)、平均落札価格100円86銭(0.452%)、応札倍率3.66倍(前回3.78倍)。(事前予想価格100円70銭)