TOPIXとドル円に関して

 足元、ドル安円高の動きから日本株は下落傾向にあります。ドル円は110円を挟んで一進一退という感じの動きとなっていますが、2014年以降のドル円とTOPIXの水準において、現在はどのようになっているのかを見てみました。それがチャート1です。
 今年の水準を青丸で囲ったのですが、2014年、2016年に比べて、TOPIXが高い水準にあります。

 この要因として日銀の買いなどが要因として挙げられるかもしれませんが、2015年、2016年の直線的な関係をそれでは説明できません。
 その要因とみられる要素を見たのがチャート2です。チャート2は上がTOPIXの値段、下がTOPIXの予想EPSとなっています。予想EPSの動きを見ていただくと、2015年、2016年はほぼ横ばい、期初に増益期待があったものの、実際は期末になるに従い下がっていったという動きが見られます。翻って今年のEPSの動きを見ると、2015、2016年のレンジを上抜け、1Qの決算発表が終わっても上昇するという展開となっています。
 今後も増益傾向が強まるのであれば、為替が円高に動こうとも、株価が強含む場面が見られるようになるかも知れません。



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