株式市場概況
米国株の反発を材料に日本株は強い展開となりました。米国株の上昇要因としては、米銀のストレステストは全銀行がパスする見通しから、配当政策などの自由度の上昇が好感されたことや、ECBの関係者が前日のドラギ総裁の発言により、市場が、金融政策が予想より早く緩和縮小に向かうと考えたのは間違いだと述べたことなどでした。
TOPIX指数は前日比+0.6%の1,624ポイント、日経平均株価は+0.45%の20,220円で取引を終えました。
セクター別では上昇が29、下落が4、値上がり上位は鉄鋼、その他製品、証券・商品、値下がり上位はゴム、繊維、食料品となりました。スタイルインデックスでは、前日下げ幅が大きかったマザーズ指数が上昇トップとなり、TOPIXスモール、TOPIXバリューと続きました。
日本の経済指標では小売り売上高(5月、前月比)が発表され、‐1.6%(前回1.4%)と予想数値を下回りました。前月は回復気味だったのですが、伸び悩みが確認されました。
今朝の朝刊には昨日の決算発表の席での似鳥会長のコメントが取り上げられており、(個人消費は)「今期に入ってからは全般的に悪い。総合スーパーなど多くの業態で前年比マイナスが続いており、ちょっと腰が折れたのではないかと考えている。」との見解が示されていました。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比18.86ポイントの1185.37ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は153(64.8%)、下落銘柄数は68(28.8%)、変わらずは15(6.4%)、売買代金は前日比93億円の1499億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はアンジェス MG(4563、前日比86、終値777)、ミクシィ(2121、前日比110、終値6,430)、そーせいグループ(4565、前日比240、終値12,180)、下落寄与度上位銘柄はソレイジア・ファーマ(4597、前日比-72、終値411)、ディー・ディー・エス(3782、前日比-22、終値942)、イグニス(3689、前日比-200、終値4,540)となりました。売買代金上位銘柄はプレシジョン・システム・サイエンス(7707、前日比121、終値884)、サイバーステップ(3810、前日比320、終値6,390)、アンジェス MGでした。
マザーズ先物は前日比11ポイントの1157ポイントで一日の取引を終えました。出来高は591枚でした。
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