ウィークリーレポート(2025年3月14日)

3月第2週の株式市場は、日経平均は+0.45%と4週ぶりに反発、NYダウは▲3.07%と続落で、ユーロストックス50も▲1.17%の下落となりました。
S&P500は2月高値から10%超の下落となり調整局面入りとなりました。1990年以降のパターンですと、10%超下落をして庁瀬局面になった後は一旦4-5%反発するケースが多く、この先弱気相場入りするからはともかく、週明けの米国市場はひとまずは反発の局面となりそうです。

週明けには日銀政策決定会合が予定されています。市場では据え置との予想ですが、IMM通貨先物市場では投機筋の円買いポジションが13万1514枚と過去最高を更新しており、タカ派日銀へのベットが強まっています。往々にして、行き過ぎたポジションはろくなことになりませんので、会見でハト派な発言が出るかあるいはFRBがタカ派に転じるか、何かのきっかけで大きな巻き戻しとなることに注意が必要です。

(日経) 日銀、政策金利据え置きへ 18日から決定会合
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB134B60T10C25A3000000/

3月も残るところ2週間となりました。例年ではこのタイミングでインデックスファンドや年金による配当の再投資が話題となります。昨年は過去最大の1兆2000億円の再投資との試算も出ていました。好調な企業業績に支えられ今年も昨年同様に大規模な再投資が期待されます。
TOPIX先物÷大証ダウ先物の3月の比較チャートを見ると、権利付き最終の前にピークを迎える傾向があります。3/24あたりをめどにTOPIX買い(ダウ売りヘッジ)の取引が面白いかもしれません。


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