3月最終週の株式市場は、日経平均▲1.27%と反落、NYダウは+0.84%の小幅上昇、ユーロストックス50は+1.04%と10週続伸となりました。
前週取り上げた為替レートは、34年ぶり安値となる151円97銭をつけましたが、152円を突破する前に、神田財務次官、鈴木財務大臣からの円安けん制発言が相次ぎ、為替介入警戒感から足踏み状態となりました。介入警戒にもかかわらず、大きく円高に振れなかったあたりに、ドル買い/円売り需要の強さがうかがえ、引き続き急激な円安については注意が必要な状況と考えます。
(Bloomberg)円が対ドルで一時34年ぶり安値、介入警戒し財務相発言後は下げ幅縮小
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-26/SAZ3ELT1UM0W00
株式市場では、年度末最終週こそ反落したものの、年初からの騰勢で日経平均株価は第一四半期に20.56%の大幅上昇となりました。1970年代以降のデータでは、四半期での上昇率としては6位になります。ちなみに10位内のうち6回は第1四半期がランクインしており、1-3月は意外と株高となりやすい季節性があるようです。
週明けからは新年度という事で、投資家動向の変化が気になりますが、第一四半期の上昇率でランクインした6回のケースの比較チャートを見ると、2012年を除いて4月以降も上昇しており、アノマリーでは新年度も引き続き強気の目線でよさそうです。
比較チャートからは4月は40000円~42500円のレンジが想定され、トレードとしては、P40500の売りや同行使価格帯のカバードコールがよさそうです。