債券相場は大幅上昇。19日の日銀会合で現状の緩和策が維持され、その後の植田総裁会見での発言もきわめてハト派的な内容だったことから、同日夜間取引で先物が買われ、サヤ寄せする形となった。長期金利指標である新発10年債が0.545%をつけるなど、残存5年超のゾーンで利回りはYCC修正を行った7/28の水準にまで再び低下してきた格好。マイナス金利解除にやや前のめりだった市場見通しが大きく後退したこと、近日中に発表予定の来年度の国債発行計画での減額観測(20年債が濃厚)が材料視された他、この日の流動性供給入札もやや強めの結果となるなど、流動性の低下も大幅上昇の一因となっているようだ。
【メモ】
☆流動性供給入札(395回、5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.079%、募入平均利回り較差-0.081%、応札倍率4.16倍(前回4.38倍)。


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