債券相場では長期金利が上昇。日銀の金融緩和政策の修正観測が引き続き重石になったことに加え、明日の10年債入札への警戒感から売りが優勢だった。中期ゾーンは、2年物の共通担保資金供給オペや、また実勢に近いレートでの指値オペが一定の下支えとなるも、チーペストや10年カレントの指値レートは、実勢を上回るいわゆる上限金利の0.5%でのオファーとなっており、長期、超長期ゾーンは、需給の偏りもあり、依然落ち着きどころを探っているようにも見える。
【メモ】
☆日銀買入オペ 1-3年2000億円、3-5年1000億円、5-10年1500億円、10-25年1500億円(臨時オペ)。応札倍率は、それぞれ3.63、3.43、4.08、3.49倍。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回0.50%) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,357、358回0.50%) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,2年444回0.030%) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,5年154回0.230%) 落札金額0億円。