4月の第5週の株式市場は、日経平均▲0.95%、NYダウ▲2.47%、ユーロストックス50▲0.97%となりました。
4/28の日銀政策決定会合ではこれまでの大規模な量的緩和策を堅持する方針が伝えられ、為替市場では131円24銭まで円安が加速し、円安株高となりました。この流れを受け、米国市場でも木曜日は、フェイスブックやペイパルの好決算もあり+614ドルの大幅高となりましたが、翌金曜日にはアマゾンの決算に失望し▲939ドル安となるなど非常にボラタイルな展開となっています。
金曜日の急落で再び安値をうかがうような動きとなっていますが、3/18付当レポートで取り上げたリスク指標をみると、ハイイールドスプレッドはコロナショック前の2019年水準にとどまっており、また、CLO指数等も大きな動きがないことから、金融市場全体のリスクオフではなく、株式市場の一時的な調整と思われ、引き続き大きなレンジ内の推移と考えます。
ウィークリーレポート(2022年3月18日) – TRADING FLOOR (kosei.co.jp)
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=16156
週明けは5/2月曜日のあとは3連休で金曜日が営業日という変則的な日程となっており、5/2は海外市況を受けて低調に終わると思われますが、5/5にFOMCがあることから、3月FOMC後のリバウンドの再現を狙うなら月曜日が最終チャンスとなります。VIX指数は33.40ptと3月FOMC直前の36.45ptに近い水準まで上がってきており、連休明けはすぐにSQ週を迎えることからもボラティリティの売りに妙味がありそうです。