ウィークリーレポート(2021年7月9日)

7月の第2週の株式市場は、日経平均は▲2.93%の続落、NYダウは+1.30%の反発となりました。米国債利回りは1.35%(前週比▲6.4bp)と続落、木曜日には一時1.30%割れと債券市場では強気が継続してます。

米国のイールドカーブの動きとしては、今年3月までの金利上昇が一服して以降はじりじりとブル・フラットニングが継続しています。

週明けには日銀政策決定会合、また月末にはFOMC、さらに来月にはジャクソンホールと、金融政策に関するイベントが続いています。目先、FRBのテーパリングによるリスクオフなど意識してしまいますが、1962年以降のデータでは米国イールドカーブがブル・フラットニングの時が最も株価上昇率が高く、足元の金利情勢からは過度な警戒は不要に思えます(2013年テーパータントラム時はベア・スティープニング)。

(スポットレポート) イールドカーブと株価の関係
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=13540

日本株式市場はETFの配当金捻出売りで相対的に弱かったものの、週明けからは需給改善により反発が期待できそうです。

図. 米国債イールドカーブはブル・フラットニング継続


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