5月の第1週の株式市場は、NYダウ+2.67%、日経平均+1.89%とともに上昇しました。
金曜日に発表された米国雇用統計では、非農業部門雇用者数+26.6万人と市場予想+99.5万人増加を大幅に下回る結果となりましたが、ここもとのテーパリング期待が後退する結果となり、金利安・株価となりNYダウは史上最高値を更新しました。
5月初からNASDAQ/ハイテク株の軟調は継続しているものの、NYダウは史上最高値更新、また銅価格も史上最高値更新と市場はリスクオンモードとなっており、日本株も2月からの持ち合い局面を上抜けするのではないかと期待できます。
セクター別では好決算・好業績予想だった日本製鉄が牽引し鉄鋼業が上昇率TOPとなりました。また、4月の上昇率1位の海運も引き続き上昇しており、景気回復・コモディティ価格上昇の恩恵のあるセクターが強い傾向が継続しています。
決算発表後の、日本製鉄や住友商事の上昇を見ると、景気敏感セクターの好決算は素直に買われており、同セクターが選好されていることが伺えますので、引き続き、鉄鋼・商社・非鉄などコモディティ関連セクターおよびバリュー株の強気相場が継続すると思われます。