ウィークリーレポート(2020年5月29日)


5月第3週のNYダウは+3.75%と上昇、日経平均も+7.31%と大幅上昇となりました。

木曜日に発表された投資部門別売買動向では、海外投資家が現物先物合算で3864億円の買い越しと、15週ぶりに買いに転じました。海外投資家が売り続けていた15週間の間に日経平均は3月の底値を付けたあと34%の上昇となっており、また、先物の手口情報では、欧米系証券が5/25~5/29の1週間で23997枚の買い越しとなっていることからショートカバーが一気に進んできたと思われます。

5/22時点での裁定残高は2兆5707億円と過去最高を更新、買い残高を差し引いたネットでは2.1兆円の高水準となっています。2014年以降のデータでは裁定残高が10億円増える毎に日経平均は1.22円上昇していますので、仮に2.1兆円全て買い戻されるなら22930円までの上昇となります。
ただし、当期+来期の予想PERから見た日経平均のレンジは+1σの水準が20930円で、金曜引け値の21877円はこの水準を大きく乖離しています。過去のパターンからは、+1σの上限ラインを超えるとその後急落となっています。ショートカバーがひとしきり終わった後の急反落を考えると、コール買い/先物売りなどガンマロングポジション、または現物株買い/1552VIX短期ETFのヘッジ買いなど上昇下落両方を睨んだポジショニングがワークしそうです。


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