債券相場は上昇。10年半ぶりの利下げが見込まれているFOMCを控える中、前日の米長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行した。日銀の金融政策決定会合では、現状維持が伝えられ、先物が売られる場面もあった。
15時半からの黒田総裁会見では、発表文の追加部分「物価安定の目標に向けたモメンタムが損なわれる惧れが高まる場合には、躊躇なく、追加的な金融緩和措置を講じる」について、「これまでより、不確実性の高まりによる下方リスクに備えるという意味で、一歩踏み込んだ」とし、先物の夜間取引では、日中取引の高値153円78銭を上回った(153円82銭)。