JGBトレーディングフロア(2024年7月12日)

債券相場は上昇。米6月CPIが予想を下回り、年内2回の利下げがあるとの観測が浮上し米長期金利が低下した流れを受けて買いが先行した。またCPIの結果発表と同じタイミングで円高が急伸、政府・日銀の円買い介入報道も支援材料になった。米利下げ観測が強まれば日銀が円安対応を迫られる可能性を減らし早期の政策修正観測は後退するとの見方もある一方で、米金利低下や為替の円高基調が継続するのか今しばらく見極めが必要との声も聞かれた。

【メモ】
米国時間の取引で一時4円余り上昇、政府・日銀が介入との報道 / 日銀が対ユーロで「レートチェック」-市場関係者(Bloombergニュース)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年7月11日)

債券相場は横ばい。この日の20年債入札は、ここもとの超長期債水準が相対的に割安だったこともあり順調な結果となったが、その後の市場への影響は限られた。引き続き7月の日銀会合で買い入れ減額と利上げが決まることへの警戒感が重しになっていることもあるが、今晩の米国CPI結果を見極めたいとする向きが取引を手控えているようだ。米パウエルFRB議長の議会証言から9月の利下げ観測が高まっており、インフレ鈍化が見られれば米金利の低下基調が強まることが予想され、それから動いても遅くはないだろうとの声も聞かれた。

【メモ】
☆20年債入札(189回、CPN1.9%)落札結果
最低落札価格99円75銭(1.917%)、平均落札価格99円80銭(1.913%)、
応札倍率3.80倍(前回3.27倍)、(事前予想価格99円60銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2024年7月10日)

債券相場は長期・超長期債が下落。前日の債券市場参加者会合を受け、日銀の国債買い入れが大幅に減額されるとの警戒感が売り圧力となり、明日の20年債入札を前に同年債利回りは13年ぶりの高水準を付けた。一方、この日の日銀定例オペではオファー額が据え置かれ、中期ゾーンで需給の引き締まりが示されたことで、残存5年以下のゾーンで利回りが小幅低下、その結果イールドカーブはスティープ化した。

【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4250億円、25年超750億円。
応札倍率は、2.53、1.90、2.18、2.82倍。


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JGBトレーディングフロア(2024年7月9日)

債券相場は中長期債が上昇。この日の5年債入札が順調な結果となり、買い安心感が広がった。また米国で今夜に行われるパウエルFRB議長の議会証言にも注目が集まっており、労働市場の鈍化を気にかける発言をすると利下げ観測を後押しする可能性があるとの見方が心理的な支えになったようだ。一方、本日夕より2日に渡って日銀が開く債券市場参加者会合で大幅な買い入れ減額が示されることへの警戒感が引き続き相場の重しとなっており、いずれも内容を見極めるまで積極的な売買は限られるとの見方だった。なお夕方日銀が公表した「債券市場参加者会合」資料では事前のヒアリング結果が示され、やや積極的な減額幅を求める意見もあることで、先物は夜間取引で一時、前日終値水準の142円72銭まで売られた(15:51)

【メモ】
☆5年債入札(170回、CPN0.6%)落札結果
最低落札価格99円93銭(0.614%)、平均落札価格99円94銭(0.612%)、応札倍率4.26倍(前回3.97倍)、(事前予想価格99円89銭)
「債券市場参加者会合」(第20回)金融市場局説明資料


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JGBトレーディングフロア(2024年7月8日)

債券相場は下落。朝方発表された5月の毎月勤労統計で基本給が1993年1月以来31年ぶりの高い伸びとなり、7月利上げの可能性の高まりから売りが優勢だった。先物も先週末の米雇用統計を受けて米金利が低下した流れから寄付きこそ高く始まり143円ちょうどを付けたものの、その後は前日終値を下回る水準に下落した。勤労統計だけでは追加利上げの決め打ちはできないが、9、10日に開かれる日銀の債券市場参加者会合も控える中、次回金融政策決定会合で国債買い入れの大幅な減額と追加利上げに踏み切ることへの警戒感がさらに強まったようだ。

【メモ】
日銀地域経済報告―さくらレポート―(2024年7月)
<各地域の景気の総括判断>
「北陸を除く8地域では、景気は、一部に弱めの動きもみられるが、「緩やかに回復」、「持ち直し」、「緩やかに持ち直し」としている。北陸では、地震の影響による下押しが一部にみられるものの、「回復に向けた動きがみられている」としている。」


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