ウィークリーレポート(2024年5月24日)

5月第4週の株式市場は、日経平均▲0.36%、NYダウは▲2.33%と下落、ユーロストックス50▲0.57%と続落となりました。

4/22 NY引け後に発表されたNvidia 決算は市場予想を上回る売り上げ予想で、日本市場では半導体関連銘柄を中心に買われ株高、ただし、Nvidiaが株式の10分割を発表したため、Intelを中心にダウ構成銘柄売られ、5/23(木)のNY市場では、ダウ▲1.53% < S&P▲0.74% < NASDAQ100 ▲0.44%とダウのみ突出して売られたことから、Nvidiaのダウ採用期待によるリバランスの先取りの動きがでているのではないかと思われます。
(ダウの下落幅605ドル中、ボーイングが92.4ドル分。インテルは8.8ドル、台湾加権は週間で+1.44%)

2014年にはアップルが株式分割で1株当たりの単価が安くなり、ダウへ採用されるというケースがありました。2014年4月に分割発表、6月に実施、翌年3月にダウへの採用という流れで、分割発表から最大で77%の上昇となりました。
今回のNVDA分割も同じくダウへの採用期待が働いていると思われますので、ダウへの採用発表までNvidiaロングが狙えそうです。なお、2015年3月にダウへ採用された後のアップル株は高値圏で揉み合ったのち下落となっており、ダウ採用が売りシグナルとなる点に注意が必要です。

日本市場ついて、長期金利が1.005%(前週比+5bp)と、2013年以来となる1%越えとなりました。
長期金利が1%を下から超えたのは1998/11/25、2003/7/3、2010/8/27、2010/11/10に続いて今回が5回目となります。2003年7月、2010年8月のケースでは1%を抜けたあと1.15%まで金利は続伸し、その後一度、1%割れまで落ち着いた後再度上昇という経路となっています。1999年11月、2010年11月のケースでは1%割れとならずにそのまま金利が上昇し続けています。いずれのケースでも、1.10%をさらに超える点は共通しており、短期的にはJGB先物売りがうまくいきそうです。ターゲットは142円30銭。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年5月24日)

債券相場は、長期金利が12年ぶりの高水準(1.005%)を付けた。前日の米長期金利の上昇を受けて売りが先行、この日の流動性供給入札が弱めの結果となったことも売りにつながった。日銀による国債買い入れの減額や追加利上げへの警戒感も続いており、積極的な買いは6月会合までは期待しづらいが、来週は月末のインデックス買いなどによる需給面での下支え効果で金利上昇はやや緩やかになるのではとの声も聞かれた。

【メモ】
☆流動性供給入札(406回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.002%、募入平均利回り較差-0.006%、
応札倍率3.02倍(前回3.13倍)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2024年5月23日)

債券相場は先物や中期債が上昇。日銀がこの日の国債買い入れオペで減額を見送ったことに加え、残存期間1年超3年以下のゾーンのオペ入札では応札額が予定額に届かない「札割れ」となり、タイトな需給関係が連想され買い優勢の動きとなった。札割れは2013年の異次元緩和導入以降では初めて。ただ短いゾーンに限られたほか、札割れが結果的に次回以降の減額修正への口実に成り得るとの見方もあって、長期・超長期債はむしろ上値を重くしたようだった。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4250億円。
応札倍率は、1.00(未達)、1.81,2.31、2.36倍。


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JGBトレーディングフロア(2024年5月22日)

債券相場は超長期債を中心に下落、新発10年国債利回りは異次元緩和が始まった直後の13年5月以来となる1%を付けた。根強いインフレ圧力と為替相場の円安で、日銀が早期に国債買い入れの減額や追加利上げに踏み切るとの観測が背景。この日の40年債入札も金利の水準感から一定の需要が期待されたが、弱めの結果となったことで需給悪化を意識する材料となった。市場は明日の日銀買入れオペに注目しているが、足元の金利の上昇を勘案すると、オペ額の減額は回避されそうとの見方も出てきている。

【メモ】
☆40年債入札(17回、CPN2.2%)落札結果
発行価格98円17銭、(応募者利回り2.270%)、
応札倍率2.21倍(前回2.49倍)、(事前予想利回り2.260%)


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JGBトレーディングフロア(2024年5月21日)

債券相場は下落。長期金利は2013年5月以来の水準となる0.98%まで上昇した。日銀による早期の国債買い入れ減額や追加利上げ観測が続く中、前日の米長期金利上昇や為替相場の円安圧力が売りにつながった。自律反発的な動きから一時上昇に転じた先物も長くは続かず、明日の40年債入札を見極めるべく積極的な売買は見送られたようだ。

【メモ】
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