JGBトレーディングフロア(2024年1月12日)

債券相場は中長期債が上昇。次回の日銀政策決定会合で公表する展望レポートにおいて2024年度物価見通しの下方修正の公算が大きいとの報道を受けて買いが優勢の展開となった。2年債利回りは約5カ月ぶりに0%に低下するなど、今年度の金融政策の修正観測は大きく後退している。一方、この日行われた30年債入札は、過去最大のテールを出した前回ほどではないものの、低調な結果となり、超長期ゾーンの上値は重かった。

【メモ】
☆30年債入札(81回、CPN1.6%)落札結果
最低落札価格99円00銭(1.649%)、平均落札価格99円40銭(1.629%)、
応札倍率3.00倍(前回2.62倍)、(事前予想価格99円50銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年1月11日)

債券相場は上昇。日銀の早期政策修正観測が後退していることで買いが優勢だった。国内株の急上昇で年金基金のリバランスによる債券買いを指摘する声も聞かれた。この日公表された日銀地域経済報告(さくらレポート)は、前回会合後の総裁会見で次回会合 (1/22~/23)に向けての数少ない判断材料に成り得るとしていたが、景気は緩やかに回復するも、一部で回復ペースの鈍化やまた能登半島地震の影響について今後注視する姿勢などにも触れており「第二の力」を裏付けるには厳しい内容だったことも買い圧力となったようだ。中長期ゾーンの利回りは、ここもとの利回り低下で、YCCにおける指値オペを0.5%から1%に拡大した7月の決定会合直後の水準にほぼ並んだ形。

【メモ】
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 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年1月10日)

債券相場は超長期債を中心に上昇。日銀の早期政策修正観測が一段と後退し、買いが優勢だった。この日行われた10年国債入札は金利水準の低さから低調な結果となり先物も下落に転じたが、新発債で償還が伸びたこともあり、流通市場では引き合いが強かったようで、下げ幅は限定的だった。年度内の金利上昇期待が薄れ、年度末に向けた待機資金が、結果的に下支えになっているようだ。

【メモ】
☆10年債入札(373回、CPN0.6%)落札結果
最低落札価格99円91銭(0.609%)、平均落札価格100円03銭(0.596%)、
応札倍率3.34倍(前回2.91倍)、(事前予想価格100円02銭)


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ウィークリーレポート(2024年1月5日)

1月第1週の株式市場は、日経平均▲0.26%、NYダウ▲0.59%、ユーロストックス50▲1.28%と下落で始まりました。

1/2にBarclaysがApple株を格下げしたことにより、ハイテク株を中心に軟調な展開となりました。ただ、一社の投資判断が相場全体を左右することはなく、NYSE市場の騰落レシオ(Breadth Indicator)が昨年末のラリーで過熱状態を示している通り、買われ過ぎ水準に達していたタイミングでちょうどよくシグナルとなり、利益確定売りの流れになったと考えられます。
足元のBreadth Indicatorは45ptまで低下しており、NASDAQで12月月初/安値ゾーンまで調整するならテクニカル的には売られ過ぎとなり反発が期待できます。

一方で、日本市場の騰落レシオは12月頭に122ptの過熱ゾーンに入ったものの、12月半ばには92ptまで鎮静化、足元では107ptとまだ過熱感はなく米国市場とは温度差があります。11月以降の投資部門別売買動向(~12/22まで)では現物株の商いは、自己/海外投資家はそれぞれ175億円の買い越し/163億円の売り越しとニュートラルに近い一方で、個人投資家が1兆3781億円の大幅売り越しとなりました。買い手側では事業法人(自社株買い)が1兆2411億円となっており、個人投資家の買戻しによる株価上昇が期待されます。個人投資家の大幅売り越しの背景として年末へ向けた利益確定売りの他に、年明けからの親NISA用資金の捻出売りだったともいわれており、大発会での寄り後安値からのリバウンドを考えると、個人投資家が積極的な買い手に回っている可能性もあります。
歴史的に個人投資家は下落相場買い上昇相場買う逆張りの投資行動をとるため、手口情報と株価は逆相関となりますが、仮に海外投資家のように積極的なトレンドフォロー型の投資行動を取るとすると、 1兆円の買いで708円高のインパクトとなり、再び34,000円超えの可能性が見えてきます。

週明けはSQ週ですが、オプション建玉は低水準でコールオプションに絡んだスクイーズは期待できません。しかしながら、昨年以降何度も跳ね返されてきた34,000の抵抗線を抜けるともう一段の上昇相場が期待できますので、宝くじ代わりにC345の買いも面白いかもしれません。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2024年1月9日)

債券相場は上昇。この日の日銀国債買い入れオペを無難に通過し買い安心感が広がった。また原油価格の下落や東京都区部CPIの上昇鈍化も相場の支えとなった。買入れオペでは通知額の調整に注目が集まるも、各ゾーンで据え置きとなったことで市場の影響は限られた。明日の10年債入札を前に高値警戒感はあるものの、日銀のマイナス金利解除観測が地震の影響などから弱まってきている事や、また国内株高によって国内債に対する潜在的な需要を指摘する声も聞かれ、売りに回る材料に乏しいことで結果的に相場が切りあがっているとの見方のようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、10-25年1500億円。
 応札倍率は、2.46、2.04、2.19倍。


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