JGBトレーディングフロア(2023年10月18日)

債券相場は下落し、長期金利は10年2カ月ぶりの高水準(0.815%)を付けた。日銀が月末の金融政策決定会合で物価見通しを上方修正するとの報道が前日夜に伝わったことや、米長期金利が小売売上高など堅調な経済統計を受けて上昇した流れを受けて売りが先行した。
その後、日銀が長期と超長期ゾーン対象の臨時の国債買入れオペを実施し、相場の下げ幅はやや縮小した。月末の日米金融イベントを控える中、特に米長期金利に対する先行きの不透明感を警戒しており、週後半に控えるパウエルFRB議長をはじめ各地区連銀総裁の発言を見極めるまでは、投資家の買い需要も限られそうだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ(臨時)5-10年3000億円、10-25年1000億円。応札倍率は、3.02、2.63倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年10月17日)

債券相場は超長期債を中心に下落。中東情勢に絡むリスク回避の国債買い需要が後退し、米長期金利が上昇したことに加え、この日の20年債入札結果が、テールが伸びるなど軟調な結果となったことで売りが加速した。また、前日に財務省の神田財務官が通貨安に関連して日銀所管の金利に言及したことで、再び政策修正の思惑から金利の先高観が強まったとの見方もあるようだ。

【メモ】
☆20年債入札(186回,CPN1.5%)落札結果 最低落札価格98円65銭(1.589%)、平均落札価格99円18銭(1.553%)、応札倍率2.97倍(前回3.94倍) (事前予想価格99円30銭)
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年10月16日)

債券相場は小幅上昇。朝方は中東情勢の緊迫化によるリスク回避で先週末に米国債が買われた流れを引き継ぎ、中長期債中心に買いが優勢となるも、その後「バイデン米大統領のイスラエル訪問検討」など、情勢の悪化が留まっていることから、先物などは徐々に上げ幅は縮める展開となった。また超長期債は、明日の20年国債入札に向けた売りで軟調さが目立った。

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4250億円、3-5年4500億円、5-10年6750億円、25年超1000億円。応札倍率は、2.69、2.40、1.70、2.73倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年10月13日)

債券相場は下落。9月のCPIの結果を受けて追加利上げ観測が高まり、米長期金利が大幅上昇、国内債も売りが先行した。ただその後は、週末を前に中東情勢の不透明感によるリスク回避の動きによる買い圧力も強まり、取引終盤にかけて下げ幅を縮めた。
ただ中東情勢の緊迫化が続くことによる資源価格の上昇となれば、国内物価の上昇圧力となるため、相場上昇も限られるとの見方もあるようだ。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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ウィークリーレポート(2023年10月13日)

10月第2週の株式市場は、日経平均株価は+4.26%、NYダウ+0.79%と反発、ユーロストックス50▲0.20%の4週続落しました。
前週末に勃発したイスラエルとハマスの紛争は、イランなど他国に広がらないとの見方からリスクオフの材料とはならず、むしろ、月曜にシカゴ連銀総裁が、足元の長期金利上昇が経済/インフレを減速させるならFOMCでの利上げ見送りも可能との発言から債券高となり、金利の低下を好感し株高となる展開となりました。
とはいえ、iシェアーズ米国航空宇宙・防衛ETF(ticker:ITA)は前週比+4.39%とNYダウの+0.79%を大幅にアウトパフォームしており、また、WTI原油先物も週間で5.92%高と中東情勢への警戒感を残した状態です。

中東での紛争を無視するとなると、前週末時点でNYSE騰落レシオは売れすぎ水準に達しており、テクニカルな反発局面に入ったと言えます。木曜夜に発表されたCPIが市場予想よりも強く、米国後期金利は上昇したものの、上述のシカゴ連銀総裁の発言による低下分の半値戻し程度であり、一旦は13週線4.28%までの金利低下を見込みます。

米国金利の低下によるセンチメント改善が続くならば、9-12月の株高の季節性から日本株でも上昇が見込まれ、バリュエーション面からは日経平均の上値34932円と、まだ上昇余地はあるものの、東証・名証2市場合計の信用買残が3兆2687億円と最高値を更新、売り買い差し引きのネットでも3兆2687億円と過去最高で、信用倍率5.88倍は2016年1月以来の高水準となっており、2012年-2016年では信用倍率が5倍を超えると株価が天井のシグナルだったので注意が必要です。
中東情勢の緊迫も質への逃避として米国債を支えている側面もあり、緊迫による金利低下からの株高と非常に不安定な経路をたどっていますので、将来的な波乱を考えるならば11月OPはコール・プット両方を買うストラドルの買いがよいかもしれません。あるいは、ATMプット買い+OTMコール買い+1321日経平均連動ETF/225先物買いのプロテクトの付けたカバードコール戦略もあります。


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