JGBトレーディングフロア(2023年10月24日)

債券相場は上昇。前日の米長期金利が、著名投資家の米国債買戻し発言などを材料に5%台から大きく低下し、国内債もその流れを受けて反発してスタート。その後、日銀が長期と超長期ゾーンを対象に臨時の国債買い入れオペを通知したことや、事前予告のあった5年物の共通担保資金供給オペの実施で買い安心感が広がり、引けにかけて下値を切り上げた。
その後も先物は夜間取引に入って底堅く推移するも「日銀のYCC再修正、長期金利動向を直前まで見極めて判断-関係者(17:37)」の報道をきっかけに前日水準に押し戻されて推移している(144円60銭 19:00)

【メモ】
☆日銀買入オペ(臨時)5-10年3000億円、10-25年1000億円。応札倍率は、2.88、2.59倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年10月23日)

債券相場は下落。長期金利は0.86%と2013年7月以来10年3カ月ぶりの高水準を更新した。22日の日経報道など、日銀が月末の金融政策決定会合で政策を修正するとの観測から売りが先行した。その後、下値を積極的に売る動きは限られたが、米長期金利が時間外取引で5.0%を前にやや弱めの動きが続いたことや、この日の定例の日銀買い入れオペの結果も弱かったことで、投資家の買いは手控えられたようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ(臨時)1-3年4250億円、3-5年4500億円、5-10年6750億円、10-25年2000億円。応札倍率は、2.71、2.60、2.06、2.37倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年10月20日)

債券相場は小幅上昇。米長期金利が5%水準まで上昇した後、この日の時間外取引で低下基調となったことで、安値圏での買い圧力が強まった。また日銀が5年物の共通担保資金供給オペの予告を通知したことで中期債を中心に買われた。一方、超長期債は続落。所得税減税による財政規律の緩みなどを懸念した売りで下落したとの見方。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年10月19日)

債券相場は下落。長期金利は2013年7月以来の水準(0.84%)に上昇、新発5年債利回りも同年5月以来となる0.37%を付けた。前日の米長期金利が、パウエルFRB議長をはじめ各連銀総裁の発言などから高水準の政策金利の継続が懸念され16年ぶりに4.9%台に上昇した流れを引き継いだ。また日銀の早期政策修正観測が再び強まったことも売り材料につながったようだ。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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ウィークリーレポート(2023年10月20日)

10月第3週の株式市場は、日経平均株価は▲3.27%、NYダウ▲1.61%、ユーロストックス50▲2.69%とそろって下落しました。また、中東情勢緊迫に敏感なITA:防衛航空産業ETFも▲1.64%の下落、安全資産である米国長期債も売られ長期金利+30bpとなった一方で、金価格は2.51%と上昇しました。
VIX指数は+2.39ptの2週続伸で21.71%となりました。
金価格の動きからは安全資産への逃避があるように見えるものの、「より高くより長く」というFRBの方針が意識され、米国長期金利の上昇が止まらず、株式市場にも影を落とす形になっています。

長期金利の急上昇で逆イールドが解消されるパターンでは2007年6月のケースがあります。その当時は米10年債利回りが当時の政策金利5.25%を超えたところがピークで、その後半年で3.28%まで下落となりました。ただし、逆イールドを瞬間的に解消した2007年6月の翌7月にパリバショックが起こっています。

長期金利の上昇に対して、株式市場は昨年のような大幅な調整とはなっておらず、結果、米国債に対して相対的に株価が割高となっており、S&P500予想益回りの米国10年債金利に対するスプレッドは、一時0.57%まで縮小しました。1998年8月LTCM破綻前には同スプレッドは▲1.45%まで逆転して株高/債券安だったことを考えると、米国長期金利が現在の政策金利5.5%まで上昇しても同スプレッドは0%近傍で、まだ猶予はあるとも見れます。

債券安から一転して、株売り/債券買いのラッシュが発生するならば、1987年のブラックマンデーを彷彿とさせますし、そのマグマはたまっている状況と思えますが、債券へラッシュするべき号砲となるような、この先のリセッションを意識するような弱い経済指標も大手ヘッジファンドの破綻もないまま、マグマが溜まり続けているように感じます。

目先の動きとしては、NYSE市場のBreadth Indicatorは今週の下落で58から50へ低下したものの、売られ過ぎラインの40割れまでまだ距離あり、引き続き弱含む展開となりそうです。日本市場では、TOPIX が今月安値2217ptラインを割れると7月から形成された大きな三尊天井の形となり、200日線2148ptまで走りそうですので警戒が必要です。


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