JGBトレーディングフロア(2023年7月18日)

債券相場は超長期債中心に下落。日銀の次回金融政策決定会合で政策修正を行うことへの警戒感から売りが継続した。一方、長期金利は日銀による許容変動幅の上限に当たる0.5%が意識され横ばい。先物も政策修正に対するさらなる材料が見つからず、自律反発的な動きから小幅高で取引を終えた。G7会合に出席の植田日銀総裁の動向に注目され、様子見ムードも強まったようだ。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年7月14日)

債券相場は下落。日銀の次回金融政策決定会合での政策修正観測に対する警戒感が強まり、長期金利指標となる新発10年国債利回りは一時0.485%と3月10日以来約4カ月ぶりの水準に上昇した。
この日は、「日銀の物価の見通しが上方修正される」との報道や、元日本銀行理事の早川氏のインタビュー記事「YCC修正の可能性、長期金利変動幅を拡大」に注目が集まり、売りが優勢だった。
足元の相場下落で、定例の日銀買入れオペでの増額も予想されたが、据え置かれたことで、戻りも限られたとの見方。

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4250億円、3-5年4500億円、5-10年6750億円、25年超1000億円。応札倍率は、それぞれ1.93、1.65、1.90、1.70倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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ウィークリーレポート(2023年7月14日)

7月第2週は、日経平均株価は+0.01%、NYダウ+2.29%、ユーロストックス50+3.86%と反発となりました。
米国では6月の物価指数が発表され、CPI前年比 3.0%(前月4.0%)、PPI前年比 0.1%(前月+1.1%)とインフレの鎮静化がはっきりと認められる数値でした。前週までのFOMCメンバーの追加利上げ発言に水を差すような結果で、どうにも、FRB高官の反応が経済指標に対してワンテンポ遅れているような印象を受けます。
7月のFOMCでは追加利上げ/利上げ見送りの予想が交錯しており見通しは不透明ですが、S&P500株価指数は5月安値から11%上昇しており、NYSE市場の騰落レシオを示すBreadth Indicatorは60%を超えて過熱水準に入ってきましたので、ここからの上値追いには慎重になった方がよいように思えます。

一方、日本市場では、前週の内田副総裁の発言から月末7/28の日銀政策決定会合でのYCC修正観測が台頭してきており、上述の米国CPIの弱いナンバーとも合わさり、ドル円為替レートは先月末の144円台から一時137円台まで急速に円高ドル安が進みました。
月末の政策決定会合の前に、週明け7/21には6月CPIが発表されます。数値が強ければ日銀の政策変更の思惑が高まり、株安、債券安、円高のショック的な動きにもなると思われますし、また、会合への観測報道なども市場を攪乱する恐れもあります。

2015年のチャートパターンを踏襲するならばレンジ下限ですのでここから34000円を目指した反発が期待されます。セクターローテーションの面でも、まだ医薬品や陸運株が買われるフェーズにはなっておらず、また、対外対内証券投資で見る非居住者の株式フローは取得超(日本株買い)が継続していますので、目先の急落を示唆する状況ではなく、週明け会合絡みのニュースで急落する場面があれば、引き続きプット売り戦略か、カバードコール戦略に分があるように見えます。

金融政策修正リスクへのヘッジならば、JGB先物売りや、先月上場したばかりの【2251】NEXT FUNDS JPX国債先物ダブルインバース指数連動型上場投信の買いといった投資手段があります。

(日経)日銀内田副総裁、金利操作修正は「バランスとって判断」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB30ACH0Q3A630C2000000/

(日経)日銀会合「全会一致」崩れる兆し YCC修正で割れる意見
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB135740T10C23A7000000/


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年7月13日)

債券相場は上昇。米6月CPIの伸び鈍化を受けて長期金利が急低下した流れを引き継いだ。ここもと日銀の政策変更に対する思惑で長期債中心売られるも、日銀のYCC許容水準の0.5%に接近したことで売りが一巡したタイミングと重なった。
ただ、この日の強めの20年国債入札結果も、買いの勢いはやや鈍く、上値は限定的で、先物などへの買い戻しが中心との見方。

【メモ】
☆20年債入札(185回,CPN0.1%)落札結果
最低落札価格100円45銭(1.072%)、平均落札価格100円49銭(1.070%)、応札倍率3.38倍(前回3.03倍)(事前予想価格100円40銭)
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年7月12日)

債券相場は下落。次回日銀金融政策決定会合での政策修正観測が高まり、売り圧力が掛かった。
明日の20年国債入札に向けたポジション調整も上値を抑える形となった。長期金利指標である新発10年国債は0.475%に上昇、先物は4月の日銀会合前の水準である147円20銭台を付けたが、取引終盤は、今晩の米CPI発表を控えていることもあり、若干戻して取引を終えた。
日銀は、現在も継続して10年債の0.5%指値オペを日々通知しており、政策修正に対する確度が高まらないと、この水準からの下落余地は限られるとの見方。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回0.50%)落札金額0億円。


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