JGBトレーディングフロア(2023年6月6日)

債券相場は上昇した。米ISM非製造業景況指数が予想を下回り、米国金利が低下したことで買いが優勢だった。この日の30年国債入札は無難な内容となったことも買い安心感につながった。先物は次限月へのロールが活発化。スプレッドはやや縮小傾向で、高値圏ではロングロールの動きが強まっているとの見方。

【メモ】
☆30年債入札(78回リオープン,CPN1.4%)落札結果
最低落札価格102円95銭(1.263%)、平均落札価格103円09銭(1.257%)、応札倍率3.08倍(前回3.49倍)(事前予想価格102円95銭)
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年6月5日)

債券相場は下落。先週末の米国5月の雇用統計が予想を上回り、追加利上げ観測の強まりで米長期金利が上昇した流れを受けて、国内債も売りが先行した。明日に30年債入札を控えていることや堅調な国内株高も上値を抑える形となった。先物は6月限が13日に取引最終日を控える中、限月間スプレッド取引の出来高が増加(終値75銭)、9月限の建玉が約4400億円増加し、2兆円を超えた。(6月限建玉残:約15.5兆円)

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年6月2日)

債券相場は上昇。利上げ休止観測の広がりで米長期金利が低下した流れを引き継いだ。この日、日銀は、国債の買い入れオペで中期ゾーンを減額したものの、相場への影響は限定的だった、中期債は、ベーシススワップを通じた海外投資家の需要が強く、米金利が低下傾向にある中、ひっ迫した状況は続くとの見方。今晩に米雇用統計の発表を控えて取引終盤は、様子見モードとなった。

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1年以下1500億円、1-3年4250億円、3-5年4500億円(̠▲500億円)、10-25年2000億円。応札倍率は、それぞれ2.52、1.88、2.36、2.23倍。
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。

【来週のスケジュール】
6/5
<国内予定>
じぶん銀行日本サービス業, 複合PMI(5月)
<海外予定>
【米国】米アップル,世界開発者会議(WWDC23) / S&Pグローバルサービス業・コンポジットPMI(5月) / ISM非製造業総合景況指数(5月) / 製造業受注(4月) / 耐久財受注(4月)
【欧州】国際原子力機関(IAEA)理事会(ウィーン) / ユーロ圏総合・サービス業PMI(5月) / ユーロ圏PPI(4月)
【その他】中国財新サービス業・コンポジットPMI(5月)

6/6
<国内予定>
30年利付国債入札 / 毎月勤労統計 / 家計調査
<海外予定>
【米国】*****
【欧州】ユーロ圏小売売上高(4月) / 独製造業受注(4月)
【その他】豪中銀,政策金利発表

6/7
<国内予定>
日銀コール市場残高(5月) / 景気動向指数(4月)
<海外予定>
【米国】ペンス前副大統領,2024年大統領選出馬表明の予定 / OECD経済見通し / 貿易収支(4月) / 消費者信用残高(4月)
【欧州】英首相,訪米 / 独鉱工業生産(4月)
【その他】中国貿易収支(5月) / 中国外貨準備高(5月) / 豪GDP(1Q)

6/8
<国内予定>
国庫短期証券(6カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / CP買いオペ / GDP(1Q) / 経常収支(4月) / 銀行貸出動向(5月) / 東京オフィス空室率(5月) / 景気ウォッチャー調査 (5月)
<海外予定>
【米国】米卸売在庫(4月)
【欧州】ユーロ圏GDP(1Q)
【その他】*****

6/9
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀国債買いオペ(1-3年,3-5年,5-10年,25年超) / マネーストック(5月)
<海外予定>
【米国】*****
【欧州】*****
【その他】中国CPI・PPI(5月) / 中国経済全体のファイナンス規模,新規融資,マネーサプライ


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2023年6月2日)

6月第最初の週は日経平均株価が+1.97%、NYダウ+2.02%と上昇、ユーロストックス50は▲0.32%下落になりました。
米国債務上限問題は無事に共和党・民主党の合意を得られ解決されました。VIX指数は14.60pt 、前週比▲3.35ptの大幅下落となり2021年11月以来となる15pt割れとなりました。S&P500ミニ先物の投機筋売り建玉は拡大いており、懸念事項解決からショートカバーが期待されます。

日本市場では半導体銘柄や時価総額の大きい銘柄が上昇する一方、マザーズなどの小型株は置いてけぼりの状態となっており、2極化が進んでいることから、TOPIX版のヒンデンブルグのオーメンが点灯しました。同シグナルはNYSE市場の上場銘柄から計算され、リーマンショックを予言できたことから有名になりました。具体的には、52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄が同時に2.3%以上出現、指数が50日前よりも上昇など細かい条件がありますが、エッセンスとしては、リスク回避で流動性に乏しい中小型株が売られている中、主力銘柄に資金が集中し指数だけ上がっている状況を示すシグナルです。
同シグナルは出現後、6ヶ月以内の暴落と予言するものですから、週明けすぐにショートポジションを取るものではありませんが、年内のマーケットの急変に警戒をした方がよいです。

一方、日本市場では引き続き海外勢の買いで上昇が続いており、8週続騰となりました。
5/19付の当レポートで、対内証券投資の累積額について、”1.2兆円の買いで2088円のインパクト、5/15の株価から31476円が上昇の目途に見えます”、と記しましたが、今週の統計ではおおむね同水準までの買いが確認されました。その海外勢ですが、米系証券の手口では月末の先物売りはあったものの、6月1日にはすぐに買戻しとなっており、足元では海外勢の買いは依然と続いているように見えます。

2017年の水準まで買戻しが続くなら、さらに6兆円の買いとなるため、単純計算すると日経平均10000円以上のインパクトとなります。さすがにそこまで買い上がると想像するのは合理的ではありませんので、過去の予想PER平均から求めた1標準偏差バンドの上限34500円が高値として意識されます。

ウィークリーレポート(2023年5月19日) – TRADING FLOOR (kosei.co.jp)
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=18622

目先警戒するイベントがなくなったことから海外市場を中心に強気相場を意識しますが、日本市場に関しては足元の上昇が急すぎることもあり、上述のオーメンを気にするならば下落に備えながらも上昇を取るプロテクティブプットがよいでしょう。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年6月1日)

債券相場は長期債を中心に上昇。この日の10年国債入札が前回とほぼ同水準での入札となったこともあり、無難な結果となったことで、午後からは買い安心感が広がった。一方で、足元で海外金利の低下に歩調を合わせる形で買われた超長期債は下落。来週の30年債入札を控えて長期ゾーンとの入れ替えもあったようだ。

【メモ】
☆10年債入札(370回,CPN0. 5%)落札結果
最低落札価格100円56銭(0.440%)、平均落札価格100円60銭(0.436%)、応札倍率3.69倍(前回3.60倍)(事前予想価格100円56銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会