JGBトレーディングフロア(2023年5月22日)

債券相場は上昇。前週末に日銀植田総裁が講演で早期の金融緩和修正に消極的な姿勢を示したことや、米パウエルFRB議長が6月FOMCでの利上げ休止を示唆する発言が安心感につながり買いが優勢だった。一方で上値は重く、米債の時間外取引も動きが鈍く、水準を切り上げるには至らなかった。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年5月19日)

債券相場は下落。米国の金融引き締めが長期化するとの観測から米長期金利が上昇した流れを引き継いで売りが優勢だった。またここもとの日銀の政策修正の見方が後ずれしたことで投資家の買いや先物ベアファンドのポジション解消の動きが観測されていたが、金利低下がやや急ピッチとする見方が強まった。

【メモ】
☆流動性供給入札(382回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 +0.007%、募入平均利回り較差+0.006%、応札倍率3.72(前回4.76倍)。
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2023年5月19日)

5月第第3週は日経平均株価が+4.83%の大幅高、NYダウ+0.38%、ユーロストックス50+1.79%も上昇となりました。

前週までに引き続き、日経平均株価は週間で1420円の大幅高となった一方、6月限P25000が前週末10円から一時17円まで上昇するという異常事態も発生しました。週を通しての一方的な株価上昇に伴い、(コール)オプション売り投資家の大規模なショートカバーといった様相で、同様のケースは2017年9月の衆院選に伴う株価上昇でも見られましたが、OTMプットオプションまで幅広く上昇するのは2013年のアベノミクス依頼の珍事となりました。
日経VI指数は5/19金曜日には高値22.48ptをつけてその後前日比マイナスとなる20.07ptまで下落。オプション売り方によるショートカバーは一巡した感があり、来週以降は上昇しても上げからはマイルドになるかと思われます。

ショートカバーを巻き起こした背景は先月から続いている海外投資家の買いです。対内証券投資の非居住者による株式取得金額(ネット)の推移をみると、コロナショックで減らした日本株投資を急速に買い戻しているように見えます。コロナショック前2019年の水準まで買い戻すならば5/15時点で1.2兆円の買い余力があり、ここ2年のデータからは、海外投資家の買い1000億円に対して日経平均が約174円上がっており、1.2兆円の買いで2088円のインパクト、5/15の株価から31476円が上昇の目途に見えます。
上昇が一服しても、この手のラリーはすぐに下落に転じることは少なく、昨年末の欧州株のラリーは小幅な下落を挟みながらいまだ緩やかな上昇を継続しています。バリュエーション面では、過去の予想PERのレンジからは上限34365円となり、1990年6月の33,344円も地合いの良さが続くなら無理のないターゲットに見えます。

前週のレポートで取り上げた米国債務上限問題は、5/18木曜日夜には合意への道筋で進展ありと報道され、ひとまずの懸念は和らいだと米国株式市場が反応したものの、翌5/19金曜日には共和党議員が退席し交渉が一時中断するなど、ドタバタ劇を繰り広げています。最終的には合意するものと思いますが、期日の6/1に向けてヘッドライン相場の度合いが強くなるかもしれませんが、しかしながら、S&P500先物の売り建玉を考えると下値は限定的と思えます。

(Bloomberg) 米債務上限問題、下院議長と民主上院首脳は6月1日前の採決視野
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-18/RUUYM0T0AFB401

(Bloomberg) 米債務交渉、週末も継続へ-共和党退席でいったん中断後に再開
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-19/RUWVVHT0AFB401

週明けのトレードアイデアでは、日本株買いの需給相場で跳ねあがったボラティリティの売りを考えたいところです。海外勢の買いがどこまで続くか不明瞭な点からアップサイドリスクの方が高そうですので、ストラドル売りよりはプット売り戦略がよさそうです。


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JGBトレーディングフロア(2023年5月18日)

債券相場は下落。米国で債務上限問題を巡る交渉が進展し、デフォルトを回避するとの見方からリスク選好の流れが強まり、米金利が上昇したことや、また堅調な国内株の動きを受けて売りが優勢だった。この日の日銀国債買い入れオペの結果もやや弱めな内容となり、午後は先物中心に下げ幅を拡大した。国内株の上昇は、海外投資家が中心とみられていることもあり、CTAなどの売りが機械的に国債先物に入っているとの見方もあった。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4750億円、3-5年5000億円、5-10年5750億円、25年超1000億円。応札倍率は、それぞれ1.69、2.21、2.45、4.10倍。


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JGBトレーディングフロア(2023年5月17日)

債券相場は上昇。実勢水準の割高感から警戒されていた20年債入札が順調な結果となり、良好な需給関係を確認したとして長期や超長期ゾーンを中心に買われた。長期金利指標である新発10年国債は一時0.355%と約1カ月半ぶりの水準に低下した。日銀による金融政策修正が後ずれするという見方から、買い遅れた投資家が水準を切り上げた。
また債券ベアファンド解約の可能性に触れたこの日の日経記事など、先物への買戻し圧力が継続しているとの見方も相場の底堅さにつながっているようだ。

【メモ】
☆20年債入札(184回,CPN1.1%)落札結果
最低落札価格101円75銭(0.994%)、平均落札価格101円79銭(0.992%)、応札倍率3.69倍(前回2.96倍)(事前予想価格101円65銭)
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


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