債券相場は上昇。実勢水準の割高感から警戒されていた20年債入札が順調な結果となり、良好な需給関係を確認したとして長期や超長期ゾーンを中心に買われた。長期金利指標である新発10年国債は一時0.355%と約1カ月半ぶりの水準に低下した。日銀による金融政策修正が後ずれするという見方から、買い遅れた投資家が水準を切り上げた。
また債券ベアファンド解約の可能性に触れたこの日の日経記事など、先物への買戻し圧力が継続しているとの見方も相場の底堅さにつながっているようだ。
【メモ】
☆20年債入札(184回,CPN1.1%)落札結果
最低落札価格101円75銭(0.994%)、平均落札価格101円79銭(0.992%)、応札倍率3.69倍(前回2.96倍)(事前予想価格101円65銭)
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。