JGBトレーディングフロア(2023年3月7日)

債券相場は超長期債が下落。この日の30年債入札がさえない内容となったことで売りにつながった。
ここもと年度末に向けた投資家需要が続いていたため、入札水準の割高感が強まった格好。また米長期金利の上昇なども嫌気したようだ。
一方、先物相場は限月交代に向けた買い戻しで小幅上昇に転じた。週末の日銀MPMを前にポジションを傾けづらい中、スプレッドマーケットを通じたロールオーバーが中心の動き。

【メモ】
☆30年債入札(77回,CPN1.6%)落札結果最低落札価格103円65銭(1.425%)、平均落札価格103円84銭(1.416%)、応札倍率3.00倍(前回3.32倍)。(事前予想価格103円70銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年3月6日)

債券相場は30年債など超長期債が小幅上昇した。前週末の米長期金利が大幅に低下し、この日の時間外取引でさらに水準を下げたことが下支えとなった。ただ、明日に30年国債入札を控えており積極的な動きは限られた。
先物は3月限から6月限に移行する動きが強まり、海外投資家の一部や債券ベアファンドのショートロールで限月間スプレッドは、先週末よりやや拡大したようだ。
13日に3月限の取引最終日を迎える中、今週は米FRB議長議会証言や日銀MPMなどのイベントを控え、やや前倒しで移行が進んでいる。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額2650億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年3月3日)

債券相場は先物が上昇。東京都区部の消費者物価指数の結果などを受け、来週の日銀MPMでの政策現状維持の見通しが強まり、買いが優勢となった。もっとも、限月間スプレッドの拡大による3月限への買い圧力が強まるという、やや需給中心の動きだった。
一方で、新発10年債利回りは日銀の許容変動幅の上限を一時上回ったものの、午後に入り0.50%に戻した。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額2776億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円☆☆日銀買入オペ 1年以下1500億円、1-3年4250億円、3-5年5000億円、10-25年3000億円、25年超1000億円。(定例)応札倍率は、それぞれ2.25、2.23、2.10、2.99倍。

【来週のスケジュール】
3/6
<国内予定>
*****
<海外予定>
【米国】エネルギー会議CERAウィーク(ヒューストン) / フィンランド大統領,訪米 / 米製造業受注(1月)
【欧州】国際原子力機関(IAEA)理事会(ウィーン) / ユーロ圏小売売上高(1月)
【その他】*****

3/7
<国内予定>
30年利付国債入札 / 日銀,コール市場残高(2月) / 毎月勤労統計(1月)
<海外予定>
【米国】米FRB議長議会証言(上院銀行委員会) / 3年債入札 / 卸売在庫(1月) / 消費者信用残高(1月)
【欧州】EU国防相会合(非公式) / ECB消費者予想調査 / 独製造業受注(1月)
【その他】豪中銀,政策金利決定 / 中国貿易収支(1-2月)

3/8
<国内予定>
日銀国債買いオペ(1-3年,残存3-5年,5-10年,存10-25年) / 国庫短期証券(6カ月)入札 / 日銀CP買いオペ / 国際収支:経常収支(1月) / 銀行貸出動向(2月) / 景気ウォッチャー調査先行き判断(2月) / 景気動向指数(1月)
<海外予定>
【米国】国際女性デー / 米FRB議長議会証言(下院金融委員会) / 10年債入札 / 貿易収支(1月) / 求人件数(1月)
【欧州】ECB総裁講演 / ユーロ圏GDP(4Q) / 独鉱工業生産(1月)
【その他】*****

3/9
<国内予定>
GDP(4Q) / 国庫短期証券(3カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間1年超5年以下) / 東京オフィス空室率(2月) / 工作機械受注(2月)<国内決算>積水ハウス(1928)
<海外予定>
【米国】米大統領,予算教書 / 米GE投資家会議 / 30年債入札
【欧州】EU貿易相会合(非公式)
【その他】中国CPI・PPI(2月)

3/10
<国内予定>
日銀金融政策決定会合(黒田総裁会見) / 家計支出(1月) / 国内企業物価指数(2月)
<海外予定>
【米国】雇用統計(2月) / 財政収支(2月) / フォンデアライエン欧州委員長,バイデン米大統領を訪問 / 米アップル年次株主総会 / 世界最大級の複合イベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」
【欧州】独CPI(2月) / 英鉱工業生産(1月)
【その他】*****


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ウィークリーレポート(2023年3月2日)

3月第1週は、日経平均は+1.73%、NYダウ+1.75%、ユーロストックス50+2.78%とそろって反発となりました。米国金利も引き続き上昇、10年債利回りは週間では+0.8bp上昇の3.95%と小幅な上昇でしたが、木曜日には昨年11月以来となる4%を超えました。

その3/2木曜日には、FRB高官の「夏ごろには利上げ停止」発言を受け、債券市場では夏までの連続利上げを織り込み債券安/金利高、株式市場では利上げ停止に反応し株高と、各マーケットで別々に解釈が進んでいます。
債券市場の価格を前提とするならば、長期金利が4%を超えていた昨年11月の安値水準よりもS&P500は7%弱オーバーバリューな水準となっています。また、米国債版VIX指数であるMOVE指数は、2月の安値97.33ptから124.12ptまで上昇しており、特に3/10の米国雇用統計は警戒が必要です。

一方で、日経平均株価は3/3金曜日に2月の高値を抜け年初来高値を更新しました。週明け金曜はSQですので、雇用統計前のスクイーズ狙いで3C285の買い(あるいは先物買い/C285のカバードコール)も面白そうです。ただし、足元の騰落レシオは117%と2月の137%から低下しており、株価の上昇/騰落レシオの低下の同時進行は昨年8月のラリーの終盤に見られた現象ですので、高値を追いかけるならばプロテクティブプット(現物買い+プット買い)など下落のケアも考えた方がよいでしょう。

チャートの形状では台湾加権指数が春節以降、極端なBOX相場になっており、半導体関連銘柄のウェイトの高い同指数が上に抜けるか下に抜けるか、今後の相場を占う指標として注目です。


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JGBトレーディングフロア(2023年3月2日)

債券相場は超長期債が下落。米長期金利が約4カ月ぶりの4%台に上昇したことや月末の投資家需要を背景に大きく低下したことによる警戒感から売り圧力が掛かった。この日は、10年369回債のリオープン入札が行われ、無難な結果を受けて先物が買い戻され下げ幅を縮めた。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額17698億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円。
☆10年債入札(369回,CPN0.5%)落札結果最低落札価格100円00銭(0.500%)、平均落札価格100円00銭(0.500%)、応札倍率7.55倍(前回4.61倍)。(事前予想価格99円99銭)


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