JGBトレーディングフロア(2023年2月20日)

債券市場は超長期債を中心に下落した。日銀が定例オペで残存25年超の国債買い入れを前回より500億円減額したことや、日本証券業協会が20日発表した公社債投資家別売買高で生損保が1月に超長期債を過去最大となる4462億円を売り越したことも影響したようだ。
一方、新発10年国債利回りは日銀の許容上限の0.5%で取引された。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額538億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円
☆日銀買入オペ 1-3年4250億円、3-5年5000億円、5-10年6750億円、25年超1500億円。(定例)応札倍率は、それぞれ1.96、3.07、2.39、1.99倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年2月17日)

債券相場は下落。米国利上げ幅拡大観測が再び強まる中、この日の時間外取引でも米長期金利が上昇していることを背景に売りが優勢だった。
ただ新発10年国債利回りは引き続き前日比横ばいの0.50%で推移。0.5%の指値オペが続く中、そのレンジを上回るような売り需要は今のところ見られない様子。
来週の日銀新総裁候補の所信聴取までは動きづらいとの見方。なお前日に日銀はカレント債の国債補完供給オペの最低品貸し料を引き上げると発表したが、相場への影響は限られた。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額428億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円。

【来週のスケジュール】
2/20
<国内予定>
日銀国債買い入れオペ(1-3年, 3-5年, 5-10年, 25年超) / コンビニエンスストア1月度売上高
<海外予定>
【米国】株式・債券市場休場(米プレジデンツデ-) / 米大統領,ポ-ランド訪問
【欧州】EU外相理事会(ブリュッセル) / ユ-ロ圏消費者信頼感指数(2月)
【その他】中国1年・5年物ロ-ンプライムレ-ト(LPR)
2/21
<国内予定>
20年利付国債入札 / じぶん銀行日本PMI(2月) / 工作機械受注(1月) / 月例経済報告(2月)
<海外予定>
【米国】2年債入札 / 中古住宅販売件数(1月) / S&Pグロ-バル米製造業・総合・サ-ビス業PMI(2月)
【欧州】独5年債入札 / 欧州新車販売台数(1月) / S&Pグロ-バル・ユ-ロ圏製造業・総合・サ-ビス業PMI(2月) / 独ZEW期待指数(2月)
【その他】*****
<海外決算>
BHPグル-プ / HSBCホ-ルディングス / ホ-ム・デポ / ウォルマ-ト 

2/22
<国内予定>
日銀CP買い入れオペ / 田村審議委員講演(群馬県金融経済懇談会) / 企業向けサ-ビス価格指数(1月) / 営業毎旬報告(2月20日現在)
<海外予定>
【米国】FOMC議事要旨(1月31日,2月1日開催分) / 5年債・2年変動利付債入札
【欧州】独10年債入札 / イタリア2年債入札 / 独CPI(1月) / 独IFO企業景況感指数(2月)
【その他】*****
<海外決算>
リオ・ティント / ロイズ・バンキング・グル-プ / 百度 / エヌビディア / イ-ベイ 

2/23
<国内予定>
祝日(天皇誕生日)
<海外予定>
【米国】アトランタ連銀総裁講演 / 7年債入札 / GDP(4Q)
【欧州】ユ-ロ圏CPI(1月)
【その他】G20,財務相・中央銀行総裁会議(25日まで,インド・ベンガル-ル)
<海外決算>
アクサ / モデルナ / アリババG 

2/24
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / 日銀総裁,副総裁候補の所信聴取(衆院議院運営委員会) / 全国CPI(1月) / 全国百貨店売上高(1月) / 東京地区百貨店売上高(1月)
<海外予定>
【米国】個人所得(1月) / 新築住宅販売件数(1月) / ミシガン大学消費者マインド指数(2月)
【欧州】イタリア5年債,10年債入札米個人支出(1月) / 独GDP(4Q)
【その他】ロシアによるウクライナ侵攻から1年


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2023年2月17日)

2月第3週は、日経平均は▲0.57%と反落、NYダウ▲0.13%と続落、ユーロストックス50+1.83%の反発となりました。欧州では英国FTSE100指数やフランスCAC40指数が過去最高値を更新しましたが、ECB高官の”広範なディスインフレの過程は始まってさえいない”との発言からやや頭を押さえられた格好となりました。

米国金利は、前週に引き続き上昇、10年債金利は+8bpの3.81%で週末を迎えました。FRB高官の発言に右往左往ながらも、金利上昇を踏まえるとNASDAQなどのグロース株の下落は限定的に見えます。仮に金利高/株安のサイクルだった昨年の動きへ回帰するなら、S&P500で25日線4062pt、節目の4000pt、200日線3943ptあたりまでの下落が想定されますが、経済指標では月内大きなイベントはなく、過度の変動期待は肩透かしをくいそうです。

動意がありそうなのはむしろ日本市場で、週末24日は植田日銀新総裁の所信表明があります。債券市場では10年債利回りが50bpで推移しており、YCC修正期待が燻っていることから、同日は所信表明の文言に過剰な反応をしそうですが、3月会合までは黒田総裁の元で政策決定が行われますのでJGB先物3月限のダウンサイドは限定的と見て、むしろ、所信表明が現状路線維持であった場合のアップサイドに賭けるの分がよさそうです。


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JGBトレーディングフロア(2023年2月16日)

債券市場は下落。米長期金利が一段と上昇したため、先物や超長期債を中心に売り圧力が掛かった。一方、新発10年国債利回りは引き続き日銀の許容上限の0.50%で推移したほか、この日の5年債入札が無難な結果となり中期ゾーンはしっかりだった。
夕方になって、日銀は国債補完供給オペの品貸料の水準をこれまでの0.25%から1.0%に引き上げを通知、過度な国債の空売りをけん制する狙いとみられたが、先物夜間取引での影響は限定的だった。むしろ、需給ひっ迫による流動性の低下につながるのではと危惧する見方もあるようだ。

【メモ】
☆5年債入札(156回,CPN0.2%)落札結果最低落札価格99円92銭(0.216%)、平均落札価格99円92銭(0.216%)、応札倍率3.98倍(前回3.66倍)。(事前予想価格99円89銭)
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額300億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円


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JGBトレーディングフロア(2023年2月15日)

債券相場は超長期債が上昇。1月の米CPIを受けて米長期金利が上昇した流れを受けて売りが先行したものの、年度末に向けた投資家需要による押し目買いで反発した。一方、先物は、おおむね横ばい。また新発10年国債は業者間で取引が成立していないため気配は0.5%のままだった。日銀新体制による政策の方向性を確認するまでは動きようがない状況との見方もあるようだ。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額54億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円
☆日銀買入オペ 1-3年4250億円、5-10年6750億円、10-25年3000億円、25年超2000億円。(定例)応札倍率は、それぞれ2.02、2.40、1.82、1.26倍。


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