JGBトレーディングフロア(2022年11月16日)

債券相場は超長期債中心に上昇。10月の米生産者物価指数の伸びが予想以上に鈍化し、米長期金利が一時約1カ月ぶりの水準に低下した流れを受け買いが入った。ただ米国の金融政策を巡り、利上げペース鈍化が織り込まれつつありながらインフレの高止まり観測は根強く、上値は買いにくい状況のようだ。また先物市場は、明日に20年債入札を控える中、直近2回の同年入札が不調だったことから、警戒感が終盤の売りにつながったとの見方もあった。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年11月15日)

債券相場は先物や超長期債が上昇。11日の休場明けの米債券市場が米FRB高官の利上げ継続姿勢の発言などで利回りは小幅上昇したものの、先行して昨日売られた国内債への影響は限定的で、この日の5年債入札が無難に通過した午後からは買い圧力が強まった。米国の利上げペースの鈍化を市場は織り込んで長期金利の低下圧力が続く一方で、今年7月の相場では、リセッション観測から金利低下後に高インフレの継続で一転急上昇したことは記憶に新しく、しばらくは見極めの状況が続くとの見方。

☆5年債入札(154回リオープン,CPN 0.1%)落札結果
最低落札価格100円17銭(0.064%)、平均落札価格100円19銭(0.060%)、応札倍率3.31倍(前回3.99倍)。
(事前予想価格100円17銭)
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円


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JGBトレーディングフロア(2022年11月14日)

債券相場は超長期債を中心に下落。独米長期金利が先週の急低下の反動から時間外取引で上昇基調となったことで、国内債も上値が抑えられた。この日の日銀国債買い入れオペでも売り圧力の強さが示されたことが相場の重石になった。

【メモ】
☆日銀定例買入オペ1-3年4750億円、5-10年5500億円、25年超1000億円、物価連動債600億円(定例オペ)。応札倍率は、それぞれ3.54、2.60、2.29、4.47倍。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2022年11月11日)

債券相場は先物や超長期債が大幅上昇。10月の米CPIの伸び鈍化を受けて米利上げペース減速観測が強まりから米長期金利が急低下した流れを引き継ぎ買いが先行した。先物12月限も高値近辺で寄り付き、中心限月になってからの高値を更新したがその後は米国債の時間外取引での上昇幅が限られ、今晩の本国市場が休場となることもあり、徐々に上げ幅を縮めた。
この日実施された流動性供給入札は無難な結果で相場への影響は限定的。長期金利指標となる新発10年債は、他のゾーンに比べて利回りの低下は限らたものの0.235%と、2週間ぶりの低水準となった。

【メモ】
☆流動性供給入札(369回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.035%、募入平均利回り較差-0.047%、応札倍率3.93倍(前回2.90倍)。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,356回) 落札金額0億円。

【来週のスケジュール】
11/14
<国内予定>
日銀国債買いオペ(1-3,5-10,25年超) / 営業毎旬報告(11月10日現在)
<国内決算>
リクルトH(6098) / MUFG(8306) / 三井住友FG(8316) / みずほFG(8411)
<海外予定>
【米国】米中首脳会談(インドネシア・バリ島) / 米NY連銀総裁パネル討論会参加 / 米証券取引委員会(SEC)への13F提出期限
【欧州】OPEC月報 / EU外相理事会 / ユーロ圏鉱工業生産(9月)
【その他】ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラム(シンガポール)
<海外決算>
*****

11/15
<国内予定>
5年国債入札 / GDP(3Q) / 鉱工業生産(9月)
<海外予定>
【米国】米フィラデルフィア連銀総裁講演 / バーFRB副議長証言(上院銀行委員会) / 米トランプ前大統領選挙関連発表予定 / 米PPI(10月)
【欧州】EU外相理事会(防衛) / ユーロ圏GDP(3Q) / 独ZEW期待指数(11月) / 英ILO失業率(7-9月)
【その他】G20首脳会議(インドネシア・バリ島) / 中国小売売上高,工業生産(10月),都市部固定資産投資(1-10月)
<海外決算>
ウォルマート

11/16
<国内予定>
コア機械受注(9月) / 第3次産業活動指数(9月) / 訪日外客数(10月)
<海外予定>
【米国】米NY連銀総裁,SEC委員長講演(米国債に関する会議) / 輸入物価指数(10月) / 小売売上高(10月) / NAHB住宅市場指数(11月) / 企業在庫(9月) / 対米証券投資(9月)
【欧州】ECB金融安定報告 / ECB総裁講演 / ドイツ15年債入札 / 英CPI(10月)
【その他】中国新築住宅価格(10月)
<海外決算>
テンセントH / シスコシステムズ / エヌビディア

11/17
<国内予定>
国庫短期証券(1年)入札 / 20年国債入札 / 社債買い入れオペ / 貿易収支(10月)
<海外予定>
【米国】セントルイス連銀総裁講演 / クリーブランド連銀総裁講演 / ジェファーソンFRB理事,ミネアポリス連銀総裁パネル討論会参加 / 住宅着工件数(10月)
【欧州】英秋季財政報告 / 欧州新車販売台数(10月) / ユーロ圏CPI(10月)
【その他】豪雇用統計(10月)
<海外決算>
シーメンス / アリババグループ / アプライド

11/18
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札
「サステナブル・ボンド・カンファレンス2022」開催 / 全国CPI(10月)
<国内決算>
東京海上H(8766) / SOMPO(8630) / MS&AD(8725)
<海外予定>
【米国】ロサンゼルスモーターショー /景気先行指標総合指数(10月) /中古住宅販売件数(10月)
【欧州】ECB総裁講演
【その他】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議(バンコク,19日まで)
<海外決算>
JDドットコム


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ウィークリーレポート(2022年11月11日)

11/10(木)に発表された米国10月CPIは前年比7.7%と市場予想7.9%を下回る結果となり市場は大変動となりました。
CPIのコンポーネントではエネルギーを除くコモディティ価格が上昇率鈍化に寄与。一方、サービス価格は依然として高いので、利下げとはいかずまだまだ政策金利の高止まりを正当化する内容でしたが、それでも、FRBの利上げペース減速期待から米国長期金利は▲27bp下がり3.81%となり、NYダウは+1201ドル大幅高の大幅高、週間では+4.15%となりました。日経平均は+3.91%、ユーロストックス50+4.88%いずれも上昇しています。

CPI発表後のドル円為替レートは146円58銭から140円20銭と一時6円を超す急激な円高(ドル安)となりました。
147.66円まで円安が進行した1998年の局面との比較チャートを見ると、今回の急激な円高への反転も当時と同じコースを辿っているように見えます。
1998年のパターンなら12月に高値の23%安水準、116円台への急激な円高となりますが、当時はLTCM破綻からの緊急利下げがトリガーとなっていました。現時点では、仮想通貨業者FTXの破綻が取りざたされているものの伝統的な金融機関への影響は少ないとみられFRBが緊急利下げに転じる可能性は低いとみています。したがって、1998年当時と比べるともう少しマイルドなペースでの円高進行となるかもしれませんが、CFTCの報告による投機筋建玉は24345枚の円売りと高水準ですので、やはり需給面からは円高有利な状況です。

目先のスケジュールでは、12月13日米国CPIまで目立った大きな経済イベントもなく、このまま金利安/株高のトレンドは継続しそうです。
株式市場について、テクニカルでの節目は、S&P500は200日線4082pt、8月高値4322ptが意識されます。日経平均では29222(8月高値)、29388円(年初来高値1/4)が節目となりそうです。
需給面でも、11/4時点での裁定残高は1578億円の売り越しとなっていることもショートカバーによる買いが期待できそうです。


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