JGBトレーディングフロア(2020年7月22日)

債券市場では超長期債が上昇。7月の国債増発後の入札は、昨日の20年債まで順調に消化しており、需給悪化が懸念された超長期ゾーンも、買いが集まりやすくなってきている。ただ手掛かり材料に乏しく、あすからの4連休を控えていることもあり、積極的な動きは手控えられ、上値は限られた。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4200憶円、3-5年3500憶円、5-10年4200憶円、(金額据え置き)。応札倍率は4.31倍、2.91倍、2.08倍。

【来週のスケジュール】
7/27
<国内予定>
日銀金融政策決定会合における主な意見(7月14,15日分) / 法人企業統計調査(1-3月期,確報) / 国債買い入れオペ(10-25年) / 景気先行指数(5月)
<国内決算> 中外薬 / 日東電 / 日立建機ほか

<海外予定>
【米国】アマゾン,アップルなど米ハイテク大手4社CEO, 公聴会証言(下院反トラスト小委員会) / 米耐久財受注(6月)
【欧州】ユーロ圏マネーサプライ(6月) / 独IFO企業景況感指数(7月)
【その他】中国工業利益(6月)
<海外決算>
LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンほか

7/28
<国内予定>
40年債企業向けサービス価格指数(6月)
<国内決算>
オムロン / キヤノン / シマノ / ファナック / 信越化 / 小糸製 / 日産自 / 日立金 / 東エレク / HOYAほか
<海外予定>
【米国】FOMC(29日まで) / アジアインフラ投資銀行年次総会(29日まで,オンライン) / 米主要20都市住宅価格指数(5月) / 米消費者信頼感指数(7月)
<海外決算>
アムジェングループ / PSA / スターバックス / ファイザー / 3M / AMD / イーベイ / マクドナルドほか

7/29
<国内予定>
日銀買いオペ(1-5年)日銀CP買いオペ / 日銀の雨宮正佳副総裁の会見(日本記者クラブ)
<国内決算>
エムスリー / ヒューリック / 三井住友F / 日本取引所 / 東ガス / 花王 / 野村HD / NRI / ANAHD / LINEほか
<海外予定>
【米国】FOMC声明発表,議長記者会見 / 米卸売在庫(6月) 米中古住宅販売成約指数(6月)
【その他】豪CPI(2Q)
<海外決算>
ヴァーレ / BASF / クアルコム / グラクソ・スミスクライン / サノフィ / サンタンデール銀行 / スポティファイ / GE / GM / ドイツ銀行 / バークレイズ / フェイスブック / ペイパル / ボーイング / リオ・ティントほか

7/30
<国内予定>
2年債入札 / 日立製作所株主総会 / 小売売上高(6月) / 百貨店・スーパー売上高(6月)
<国内決算>
アコム / アドテスト / オリランド / パナソニック / ミスミG / ルネサスエ / 三井住友H / 三菱電 / 京セラ / 協和キリン / 味の素 / 大日住薬 / 大東建 / 大阪ガス / 大陽日酸 / コマツ / 小林製薬 / 日本M&A / 日立 / JR東日本 / 東武鉄道 / 邦ガス / 積水化 / TDK / ZOZOほか
<海外予定>
【米国】米GDP (2Q)
【欧州】ECB経済報告 / ユーロ圏景況感指数(7月) / ユーロ圏消費者信頼感指数(7月) / ユーロ圏失業率(6月) / 独GDP(2Q) / 独失業率(7月) / 独CPI(7月)
<海外決算>
アップル / クレディ・スイス / ダノン / ネスレ / ビベンディ / アストラゼネカ / アマゾン / アルファベット / エアバス / クラフト・ハインツ / コムキャスト / サムスン電子 / スタンダードチャータード / フォルクスワーゲン / フォード・モーター / P&G / マスターカード / UPS / ルノー / ロイズ・バンキング / ロイヤル・ダッチ・シェルほか

7/31
<国内予定>
日銀買いオペ(5-10年,残存25年超) / 国庫短期証券(3カ月)入札 / 東芝株主総会 / 日銀,長期国債買い入れの月間予定(8月) / 有効求人倍率(6月) / 失業率(6月) / 鉱工業生産(6月) / 自動車生産台数(5月) / 住宅着工戸数(6月) / 建設工事受注(6月)
<国内決算>
みずほFG / りそなHD / アイシン精 / キーエンス / コーセー / デンソー / マキタ / ヤクルト / ヤマトHD / ローム / 三井物 / 中部電 / 住友電工 / 塩野義薬 / 大和証G / 小田急 / 小野薬 / JT / 日通 / NEC / 村田製 / 東洋水 産 / JR東海 / 武田薬 / 清水建 / 第一三共 / JR西日本 / 豊田織 / 豊田通商 / 関西電 / AGC / KDDI / Zホールディングスほか
<海外予定>
【米国】米個人所得 ,支出(6月) / 米ミシガン大学消費者マインド指数(7月)
【欧州】ユーロ圏GDP(2Q) / ユーロ圏CPI(7月)
【その他】中国製造業PMI(7月) / 中国非製造業PMI(7月)
<海外決算>
BNPパリバ / エクソンモービル / キャタピラー / シェブロン / メルク / RBS / フィアット・クライスラーほか


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2020年7月24日)

7月第4週の日経平均は+0.24%と小幅上昇となりましたが、日本が祝日中である7/23、7/24にNYダウは下落、週間で▲0.76%と反落となっています。CME日経先物の終値から算出したインプライド・オープンは▲402円となっており、週明けの日本市場は下落して始まりそうです。

7/22の夕刻、米国はテキサス州ヒューストンの中国総領事館閉鎖を求めた事を明らかにし、中国はこれに応じ銅領事館を閉鎖、7/24には中国側が四川省成都の米国総領事館の閉鎖を求めるなど、米中対立の激化が嫌気され週後半の株式市場は下落となりました。一方、地政学リスクの高まりから金が選好され、1トロイオンス1900ドルを超える高値を付けています。

大国同士の対立と言えば、第二次世界大戦後の米ソ冷戦が思い浮かびます。冷戦勃発時の1947年以降のNYダウは、163.12ドルから193.16ドルの20%弱のレンジで2年ほど推移していました。今後、米中の対立がさらに激化し、国交の断絶など起こりえるかもしれませんが、過去の例を振り返ると株価への影響は限定的なものにとどまる可能性が高そうです。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2020年7月21日)

債券相場は超長期債中心に上昇。この日に行われた20年債入札が順調だったことを受けて買いが優勢だった。年限が長いゾーンの金利低下幅が大きくなり、利回り曲線はフラット化した。昨日発表の6 月の公社債店頭売買高では、信用金庫や地方銀行の超長期債の買い越しが目立ち、預貸差額の拡大による余資運用を背景とした好需給があらためて示されたことも支えとなった。

【メモ】
☆20年債入札(173回債,CPN0.4%)入札結果
最低落札価格99円65銭(0.419%)、平均落札価格99円70銭(0.416%)、応札倍率3.80倍(前回3.87倍)。(事前予想中央値99円55銭)


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JGBトレーディングフロア(2020年7月20日)

債券相場は下落。先物は先週末の夜間取引でやや軟化した流れから、売りが先行したが、高く始まった国内株が下げに転ずると、下げ幅を縮めた。超長期ゾーンはあす実施の20年債入札に向けて、調整売り圧力が強まった。

【今週スケジュール】
7/20
<国内予定> 日銀金融政策決定会合議事要旨(6月15・16日分) / 貿易収支(6月) / コンビニエンスストア売上高(6月)
<海外予定> なし
<海外決算> IBMほか

7/21
<国内予定> 国庫短期証券(6カ月)入札 / 20年利付国債入札 / 全国CPI(6月) / 全国百貨店売上高(6月) / 工作機械受注(6月)
<国内決算> ディスコ / 日本電産ほか
<海外予定>【米国】米上院銀行委員会、シェルトン、ウォラー両氏のFRB理事指名採決
<海外決算> TI / コカ・コーラ / スナップ / ロッキード / フィリップ・モリス / UBSグループ / ノバルティス

7/22
<国内予定> 日銀買いオペ(1-10年) / 国庫短期証券(3カ月)入札 / 新型コロナ感染症対応の金融支援特別オペ / スーパーマーケット売上高(6月) / 月例経済報告(7月)
<国内決算> オービック / サイバーAほか
<海外予定>【米国】FHFA住宅価格指数(5月) / 中古住宅販売件数(6月)
<海外決算> テスラ / バイオジェン / マイクロソフトほか

7/23
<国内予定> 祝日(海の日)
<海外予定> 【米国】大リーグ開幕 / 米景気先行指標総合指数(6月) 【欧州】ユーロ圏消費者信頼感指数(7月) 【その他】南ア中銀、政策金利発表 / 韓国GDP((2Q、速報値)
<海外決算> ツイッター / AT&T / インテル / ダイムラー / STマイクロほか

7/24
<国内予定> 祝日(スポーツの日)
<海外予定> 【米国】米新築住宅販売件数(6月) / マークイット米製造業・サービス業・コンポジットPMI (7月) /【欧州】ユーロ圏総合・製造業・サービス業PMI (7月) 【その他】ロシア中銀、政策金利発表
<海外決算> アメックス / ベライゾン


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JGBトレーディングフロア(2020年7月17日)

債券相場は超長期債を中心に上昇。国内外の新型コロナ感染拡大懸念やまた米中対立の先鋭化への懸念などで、リスクオフの動きは継続している印象。その中で来週21日の20年利付国債入札についても、足元での利回り上昇で投資家需要を強めるとの見方が広がり、買いにつながった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4200憶円、3-5年3500憶円、5-10年4200憶円、物価連動債300憶円(金額据え置き)。応札倍率は3.59倍、2.85倍、2.63倍、5.19倍。


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