(17:30)
昨日の欧米の金利上昇が一服し、国内債券にも買い圧力高まったが、一巡後はもみ合いで方向感出ず。2018年の国債発行計画では、短期債除く市中発行額は、今年度比マイナス6.8兆円となり、利付国債は20年債以外減額となった(流動性供給は+1.7兆円)。この動きに対して日銀の買いオペ額も減額が予想され、今年度内は、その地ならし的な動きで先行して調整が行われるとの見方も。
月別: 12月 2017
ウィークリーレポート(2017年12月22日号)
今週の株式市場
今週の株式市場は、週初に米国の法人減税引き下げ期待から上げた後はもみ合いの展開となりました。実際、米国で21日に、法人税率を2018年から21%に引き下げる法案が可決されましたが、すでに織り込んでおり、株価に大きな動きは見られませんでした。日経平均株価は前週末比+1.55%の22,902円で取引を終えました。
セクター別では国際商品市況の回復により非鉄、鉱業など商品関連が上昇した半面、リニア新幹線の受注で談合があったとの報道から建設業が弱含みました。スタイルインデックスでは大型が強く、REITや東証2部指数が下落しました。
日本の経済指標では、11月の全国百貨店売上高(前年比)は+2.2%(前月-1.8%)、スーパーマーケット売上高が-0.6%(前月-1.9%)と消費が堅調であることが窺える数値となりました。
米国の経済指標では11月の住宅建設許可件数が129.8万件(前月129.7万件→131.6万件)、中古住宅販売件数は581万件(前月548万件→550万件)、フィラデルフィア連銀景況指数(12月)は26.2(前月22.7)、先行指数(11月)は0.4%(前回1.2%)と、強弱マチマチな内容となりました。
日銀政策決定会合は大方の予想通り政策に変更はありませんでした。一部では国債買い入れの減額を見通す声もあったため、変更がなかったことから若干安心をもたらす内容となりました。日銀の発表資料では、設備投資や個人消費に関して判断が引き上げられており、景況感の回復も好感されました。
今後の見通し
年の瀬も迫り、そろそろ年内の売買も終了という方も多くなります。税金関係の売りも終わり、徐々に上値が軽くなる展開が予想されます。28日には多くの経済指標が発表され、29日が最終取引日となります。今年の大納会のゲストは囲碁の井山裕太七冠となっています。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言を行うものでもありません。本資料は信頼できると判断した情報源から入手した情報・データをもとに作成しておりますが、これらの情報・データなどまた本資料の内容の正確性、適時性、完全性などを保証するものではありません。情報が不完全な場合又は要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデータ・統計などのうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり、予告なしに変更されます。運用方針・資産配分などは、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいはほしょうするものではありません。光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2017年12月21日)
(17:30)
海外金利の上昇を受けて国内債も売り圧力高まり、日銀会合への思惑もあってか先物も午前に150.50手前まで下げる動き見られたが、昼過ぎに「現状維持」が伝わると巻戻しとなり、長期・超長期債は前日をやや下回る水準で取引を終えた。黒田総裁会見では、現状政策の維持を強調、またリバーサルレートについても「学術的な分析」であり「金利操作の見直しには当たらない」とした。
注目のイベントは通過したが、欧米金利上昇に歯止めがかかるまで上値の重い展開続く。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2017年12月20日)
(17:30)
昨日の欧米債の利回り上昇を受けて、国内債も上値の重い展開でスタート。日銀オペを通過した午後には、今晩の海外市場の動きを警戒して先物中心に売り圧力高まった。150.70を下回ると、足元のレンジを下抜けることになり、明日の日銀会合結果などで、大きく振れる展開には注意か。
なお、12/20のドイツ10年債は午後5時現在、小幅続落の動きで0.380%台を付けている。
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光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2017年12月19日)
(17:30)
この日の超長期対象の流動性入札は、月内の同年限の買いオペを3回控え、需給面での下支え期待から順調な結果となった。セカンダリーマーケットは参加者も減っているようで、関連してか、日本相互証券では昼頃に10年349回債が前日比+2bspの0.06%を付けたが、ほかの年限には波及なく午後からは戻る場面もあった。