JGBトレーディングフロア(2017年5月15日)

(17:30)
北朝鮮のミサイル発射やサイバー攻撃などを背景としたリスクオフの動きで国内債も高く始まるも、影響は限定的で、むしろその後の上値の重さが目立った。先週、30年債入札後に相場が下押したこともあり明日の5年債および木曜日の20年債入札にもやや警戒感が強まっている様子。

本日の国債利回り


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

寄付き下げるもその後は強く、結局前日比ほぼ変わらずに(2017年5月15日)


株式市場概況

 日本株は円高や米国株の若干の下落を受け小安く始まったものの、投資家の押し目買い意欲が強く下げをほとんど取り戻し、TOPIX指数は前日比-0.04%の1580ポイント、日経平均株価は-0.07%の19,869円で取引を終えました。
 日本時間はドル円が円安ドル高方向に動いたため(113円20銭→113円50銭)、株も買われました。セクター別は上昇が15、下落が18、上昇率が大きかったのは不動産、水産農林、建設、下落率が大きかったのは鉄鋼、鉱業、石油石炭でした。スタイルインデックスではマザーズ、TOPIXグロース、ミッド400が上昇、一方でTOPIXバリュー、TOPIXスモール、TOPIXラージ70の下落が大きくなりました。決算発表後であることからグロースが買われました。

 中国の経済指標は小売売上高(4月・前年比)が+10.7%(前月+10.9%)、鉱工業生産(同)が6.5%(前月+7.6%)、固定資産投資(4月・年初来前年比)+8.9%(前月+9.2%)とすべて前月比で悪化しました。このところ中国株が下落傾向にあるため、経済指標の悪化はかなり気になるため、今後も中国経済の動向に注目しておきたいところです。

マザーズ市場概況

 マザーズ指数は前日比3.47ポイントの1063.9ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は104(44.3%)、下落銘柄数は123(52.3%)、変わらずは8(3.4%)、売買代金は前日比68億円の1102億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比340、終値6,700)、じげん(3679、前日比204、終値1,512)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比26、終値517)、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-780、終値11,160)、ディー・ディー・エス(3782、前日比-80、終値966)、CYBERDYNE(7779、前日比-27、終値1,534)となりました。売買代金上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-780、終値11,160)、ミクシィ(2121、前日比340、終値6,700)、アカツキ(3932、前日比370、終値6,180)でした。

マザーズ先物は前日比6ポイントの1051ポイントで一日の取引を終えました。出来高は69枚でした。



本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

フランス大統領選の結果や好調な雇用統計を受け堅調な展開に(2017年5月2週)

株式市場概況

フランスの大統領選で中道無派閥のマクロン候補が勝利したことや、米国の雇用統計にて非農業部門雇用者数が21.1万人増と予想を上回る増加となったことなどが好感され、日本株は上昇しました。TOPIXは前週末比+1.96%の1580.71ポイント、日経平均株価は+2.25%の19,883円で1週間の取引を終えました。

セクター別は値上がりが25、値下がりが8となり、上昇率が大きかったのは空運、石油・石炭、鉱業、下落率が大きかったのは海運、繊維、非鉄金属でした。スタイルインデックスはすべて上昇し、TOPIXグロース、TOPIXスモールの上昇が目立ちました。決算発表を受け小型のグロース株へと資金が向かっている可能性が窺えます。

経済指標では日本の消費者態度指数(4月)は43.2(前月43.9)、毎月勤労統計現金給与総額(3月・前年比)は-0.4%(前月+0.4%)を両者ともに前月を下回りました。景気ウォッチャー調査(4月)は久しぶりに回復し、現状判断DIは48.1(前月47.4)、先行き判断DIは48.1(前月47.4)となりました。

中国の貿易収支(4月)は380億ドルの黒字となり予想を10%ほど上回りました。輸入(前年比)は+11.9%(前月+20.3%)、輸出(前年比)は+8%(前月+16.4%)と伸びは前月程ではありませんでした。

 

今後の見通し

リスクイベントと見られていたフランスの大統領選を無事通過したことから、投資家はリスクオン姿勢を強めました。米国企業の決算では、発表終了したS&P採用企業の75%で利益がアナリストコンセンサスを上回っており、株を買いたい向きは多いと見られます。しかし、歴史的にバリュエーションは高くなっており、その辺りをどのようにとらえるかというのがまず1点目の問題であると考えています。

2点目にここのところの中国株の下落です。上海総合指数は5週連続で下落となっています。中国当局がレバレッジの抑制を図っていることが影響を及ぼしているようです。10年金利もここのところ上昇しており、3.679%と3年ぶりの高水準となっています。世界的に商品価格も冴えず、この引き締めの影響が感じられますが、中国政府は金融市場をうまくコントロールできるのでしょうか?

3点目はカナダの動向です。住宅金融大手で取り付け騒ぎが4月末に起こったのですが、11日にムーディーズが主要6銀行の格付けを1ノッチ引き下げました。理由は過剰消費者債務と住宅価格の高騰で、資産の下落による損失をカナダの銀行が受けやすくなっているとのことです。これまで、中国マネーが様々な国の不動産を買いまわっていたのですが、その動きが終わり、不動産バブルがはじけるようなことがないか注目しておきたいところです。

この辺りの不安があるため、今後、予想外のラリーになる可能性はそれほど高くないように見えます。一方で、企業決算は良好であるため、気を付けながらその流れに乗りたいところです。


本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2017年5月12日)

(10:10)
日銀買いオペ通告 TB、5-10年、10-25年、25年超。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of170512.htm

(12:00)
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba170512.htm

(17:30)

本日の国債利回り


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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小幅高の展開に(2017年5月11日)

株式市場概況

米国株はまちまちな展開となったものの、日本株は前日の決算発表銘柄が強く、上昇する展開となりました。TOPIX指数は前日比+0.11%の1586ポイント、日経平均株価は+0.31%の19,961円で取引を終えました。日経平均先物はザラバで一時2万円を付ける場面がありましたが(2015年12月以来1年5ヵ月ぶり)、現物指数の高値は19,989円と2万円に届きませんでした。

セクター動向は値上がりが15、値下がりが18となりました。上昇率上位は非鉄金属、銀行、情報・通信、下落率上位はパルプ紙、金属、鉄鋼となりました。スタイルインデックスではコア30、日経平均、TOPIXグロースの上昇が大きく、一方でマザーズ、REIT指数、TOPIX70の下落が目立ちました。

前日決算発表を行ったトヨタ(7203)は2期連続の減益見通しに、寄り後は前日比で下落する場面もありましたが、為替見通しの1ドル=105円が保守的であるとの見通しから、買いが入り前日比+42円の6,123円となりました。市場予想を上回る利益をたたき出したソフトバンク(9984)は前日比+175円の8,875円と終日堅調な展開でした。一方で、本日正午に決算発表を行った小野薬品(4528)は、オプジーボの薬価の低下と関連経費の増加から今期の減収を予想したことから、前日比109円安の2,337円で取引を終えました。

 

経済指標では4月の景気ウォッチャー調査が発表され、現状判断DIは48.1(前回47.4)、先行き判断DIは48.8(前回48.1)と小幅に回復しました。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-5.72ポイントの1069.15ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は84(35.7%)、下落銘柄数は140(59.6%)、変わらずは11(4.7%)、売買代金は前日比-90億円の1006億円と前日比で減少しました。

上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比80、終値6,330)、ドリコム(3793、前日比134、終値1,580)、JIG-SAW(3914、前日比130、終値6,570)、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-480、終値12,000)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-11、終値484)、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090、前日比-216、終値1,724)となりました。売買代金上位銘柄はソレイジア・ファーマ(4597、前日比4、終値598)、そーせいグループ、ミクシィでした。

マザーズ先物は前日比-13ポイントの1052ポイントで一日の取引を終えました。出来高は250枚でした。

 

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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