株式市場概況
米国株はまちまちな展開となったものの、日本株は前日の決算発表銘柄が強く、上昇する展開となりました。TOPIX指数は前日比+0.11%の1586ポイント、日経平均株価は+0.31%の19,961円で取引を終えました。日経平均先物はザラバで一時2万円を付ける場面がありましたが(2015年12月以来1年5ヵ月ぶり)、現物指数の高値は19,989円と2万円に届きませんでした。
セクター動向は値上がりが15、値下がりが18となりました。上昇率上位は非鉄金属、銀行、情報・通信、下落率上位はパルプ紙、金属、鉄鋼となりました。スタイルインデックスではコア30、日経平均、TOPIXグロースの上昇が大きく、一方でマザーズ、REIT指数、TOPIX70の下落が目立ちました。
前日決算発表を行ったトヨタ(7203)は2期連続の減益見通しに、寄り後は前日比で下落する場面もありましたが、為替見通しの1ドル=105円が保守的であるとの見通しから、買いが入り前日比+42円の6,123円となりました。市場予想を上回る利益をたたき出したソフトバンク(9984)は前日比+175円の8,875円と終日堅調な展開でした。一方で、本日正午に決算発表を行った小野薬品(4528)は、オプジーボの薬価の低下と関連経費の増加から今期の減収を予想したことから、前日比109円安の2,337円で取引を終えました。
経済指標では4月の景気ウォッチャー調査が発表され、現状判断DIは48.1(前回47.4)、先行き判断DIは48.8(前回48.1)と小幅に回復しました。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-5.72ポイントの1069.15ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は84(35.7%)、下落銘柄数は140(59.6%)、変わらずは11(4.7%)、売買代金は前日比-90億円の1006億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比80、終値6,330)、ドリコム(3793、前日比134、終値1,580)、JIG-SAW(3914、前日比130、終値6,570)、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-480、終値12,000)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-11、終値484)、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090、前日比-216、終値1,724)となりました。売買代金上位銘柄はソレイジア・ファーマ(4597、前日比4、終値598)、そーせいグループ、ミクシィでした。
マザーズ先物は前日比-13ポイントの1052ポイントで一日の取引を終えました。出来高は250枚でした。
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