円安が110円後半まで進むも株価は高値寄り後、利食い売り優勢の展開に(2016年11月18日)

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株式市場概況

TOPIX指数は5.38ポイント(+0.38%)上昇し1428.46ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は1326、下落銘柄数は519、騰落レシオ(25日)は134.16、売買代金概算は2兆7,241億円となりました。セクター別は上昇24、下落9でした。上昇が大きかったのは海運、輸送用機器、ガラス土石、下落が大きかったのは医薬品、保険、食料品でした。

海運はここのところの運賃の上昇が買い材料となっています。保険は寄付こそ高かったものの、その後は決算発表を前に利食い優勢となり、その後決算では東京海上ホールディングスは自社株取得を発表しましたが、上昇しきれず伸び悩む展開となり、その他の決算発表を行った保険会社の株価の反応はいま一つでした。

為替は、昨日未明に行われたイエレン議長の議会証言で、比較的早期に利上げが適切になる可能性が十分にあるとの旨の発言があったため、米国金利とドルがともに上昇しました。日本時間でもドル高の展開は継続し、ドル円は110円60銭まで円安ドル高が進みました。

注目の安倍首相とトランプ次期大統領の会談は、内容は公表されなかったものの、良い雰囲気で行われた模様です。

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マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-1.99ポイントの918.46ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は115(51.6%)、下落銘柄数は98(43.9%)、変わらずは10(4.5%)、騰落レシオ(25日)は93.47、売買代金は前日比61億円増の885億円となりました。

下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比-390円、終値15220円)、CYBERDYNE(前日比-24円、終値1500円)、エニグモ(前日比-83円、終値1550円)となり、上昇寄与度上位銘柄はイグニス(前日比860円、終値8990円)、ミクシィ(前日比25円、終値3870円)、メディカル・データ・ビジョン(前日比279円、終値2775円)、売買代金上位はイグニス、そーせいグループ、モブキャスト(前日比69円、終値1066円)となりました。

マザーズ先物は前日比変わらずの911ポイントで一日の取引を終えました。出来高は158枚でした。

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筆者休暇のため、11月29日まで休みます。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2016年11月18日)

(10:10)
日銀買いオペ通告(指値オペ) 1-3年、3-5年、10-25年、25年超。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of161118.htm

(12:00)
本日の日銀買いオペ通知は、オファー金額に変更なく、先物~長期ゾーンで利回り上昇目立った。
9/21 YCC決定時のイールドカーブと比較して本日5年債の利回り幅はほぼ+10bp、10年債が+6.5bp。10年債はあと3.5bp(+0.065%)までは許容の範囲か。

(17:30)
本日の国債利回り
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投資部門別売買状況(2016年11月2週 11月7日~11月11日)

マザーズ市場

マザーズ市場の投資部門別売買状況は自己が16億円、個人が12億円、事業法人が10億円買い越す一方で、投資信託が25億円、海外投資家が10億円売り越しました。トランプショックの急落場面では投資信託から解約を控えた売りが多く、その売りを自己、個人が買い向かったという形になっていたと推測されます。

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東証・名証1、2部

大統領選の結果にもかかわらず、海外投資家は現物・先物合わせて6,228億円の買い越し、投資信託も買い越しとなりました。売り手は個人が5,263億円と最も大きく、自己1,876億円、信託銀行901億円となりました。大統領選後の相場の急落はブリグジットを意識した国内投資家により生み出された半面、海外投資家は冷静に買っていたことが売買状況からは見て取れます。

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朝方は弱い展開も底堅く指数は前日比プラスに(2016年11月17日)

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株式市場概況

TOPIX指数は前日比+1.43ポイント(+0.1%)の1423.08ポイントで取引を終えました。寄付きは海外市場の下落や、ここ最近上昇が目立っていた銀行株が安く寄り付いたことなどから前日比マイナスで取引を開始しましたが、10時過ぎに日銀が新しい枠組みの国債の指値オペを通告した辺りから、ドル円が円安に振れ始め、株価も反転しました。指値オペは実勢よりも高い金利水準で行われたため、応札額はゼロでしたが、10年金利は昨日までの上昇から一転し、現在‐0.001%と0%を若干下回る水準で取引されています。

セクター別では空運、鉱業、食料品が上昇する一方で、このところ物色が目立っていた証券・商品、保険、銀行などが下落しました。金融関連への物色は一旦クールダウンし、出遅れ株が買われた形となりました。

スタイルインデックスも同様の動きとなりバリューのみが下落しました。小型株の堅調は継続しています。

その他、カジノ関連やロシア関連にも物色の動きが見られました。

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マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比13.30ポイントの920.45ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は129(57.8%)、下落銘柄数は79(35.4%)、変わらずは15(6.7%)、騰落レシオ(25日)は92.85、売買代金は前日比-53億円の824億円となりました。

上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比600円、終値15610円)、ミクシィ(前日比65円、終値3845円)、イグニス(前日比1080円、終値8130円)となり、下落寄与度上位銘柄はじげん(前日比-41円、終値1035円)、ベイカレント・コンサルティング(前日比-42円、終値1583円)、エナリス(前日比-20円、終値715円)、売買代金上位はそーせいグループ、イグニス、モブキャスト(前日比123円、終値997円)となりました。

マザーズ先物は前日比10.5ポイントの911ポイントで一日の取引を終えました。出来高は162枚でした。

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JGBトレーディングフロア(2016年11月17日)

(10:10)
日銀買いオペ通告(指値オペ) 1-3年、3-5年。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of161117.htm

日銀は新しい枠組みのによる、初めての指値オペを通告。
1-3年及び3-5年。買入れ無制限だが、実勢より上回る利回りのため、本日の地合いでは落札は、小規模になりそう。
1-3年利回り格差+0.020% 3-5年 同+0.019%。
中期ゾーンはそのアナウンスメント効果で、上昇中。

(12:00)
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba161117.htm
指値オペは応札額ゼロという結果。

(17:30)
20年債(#158)入札は最低落札価格が事前予想を下回り、テールも40銭に拡大したが市場への影響は限られ、終盤の取引では20年が1bp、30年が2bp低下する動き。
中長期ゾーンは、初めてとなる指値オペ発動で金利上昇に一旦歯止めがかかった形。
当面、市場参加者は2年債の-0.09%、5年債の‐0.04%を日銀の許容上限として意識か。

本日の国債利回り
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