上値が重い展開に(2016年10月13日)

20161013

株式市場概況

本日のTOPIXは前日比-0.04ポイントの1342.31ポイントで取引を終えました。寄付きは米国市場での円安ドル高の動きを受け、5ポイントほど高く寄り付き、その後も上げる場面がありましたが、10時過ぎから売り優勢となり、その後発表された中国の貿易収支が失望的な内容だったことから下げを加速しました。ドル円も104円中盤で推移していたものの、10時過ぎからドル安に動き、103円台に乗せました。

中国の貿易収支(人民元建て)は輸出が前年比-5.6%、輸入が+2.2%となりました。輸出の減少幅の大きさは世界経済の需要の弱さを表していると嫌気されました。

セクター別では非鉄金属やその他製品、繊維などが上昇しました。その他製品は寄与度トップの任天堂の京都本社にアップルのティム・クックCEOが訪れたことが報道され、小幅に上昇しました。下落は石油・石炭、海運、証券・商品でした。原油価格の下落により石油・石炭が、中国の貿易収支が冴えなかったことから海運が下落しました。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-1.22ポイントの938.22ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は102(47%)、下落銘柄数は102(47%)、変わらずは13(6%)、騰落レシオ(25日)は98.6、売買代金概算は716億円と前日とほぼ変わらずでした。

指数下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-65円、終値3,600円)、CYBERDYNE(7779、前日比-21円、終値3,600円)、ストリーム(3071、前日比-80円、終値177円)、上昇寄与度上位銘柄はUMNファーマ(4585、前日比+177円、終値1,409円)、フリークアウト(6094、前日比+225円、終値3,215円)、ブランジスタ(6176、前日比+212、終値2,840円)、売買代金上位はブランジスタ、そーせい(4565、前日比+30円、終値16,880円)、UMNファーマでした。

UMNファーマは、11時30分に同社技術導入元の米PSC社が申請していたインフルエンザ薬の、18歳以上への製造販売承認をFDAより取得したことを発表し、大きく株価が上昇しました。ストリームは相場操縦の疑いで監視委員会が強制調査と報道され、ストップ安まで売られました。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比+1ポイントの932.5ポイントで取引を終えました。出来高は364枚と比較的多くなりました。前日時点の建玉は3,637枚となっております。

 

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2016年10月13日)

(10:10)
日銀買いオペ通告 5-10年、10-25年、25年超。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of161013.htm

(12:00)
日銀買いオペ結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba161013.htm

(17:30)
明日の5年債入札は、129回リオープン。-0.2%目線でそれを上回る水準では一定の需要期待。無難な結果が予想される。

本日の国債利回り
161013yield


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

米国企業決算の悪化で日経平均株価は大台割れ(2016年10月12日)

20161012

株式市場概況

昨晩の米国市場では企業決算シーズンの到来を告げる、アルコアの決算発表が行われましたが、予想EPS35セントのところ32セントとの内容に失望売りが優勢となり、アルコアの株価は11%下落しました。その他、ヒラリー・クリントン候補の支持率が日曜のテレビ討論会後に上昇したことなどから、ヘルスケアセクターが支出抑制見通しから売られ、S&P500指数は1%強の下落となりました。

それを受け、TOPIX指数も寄付きから売り優勢の展開で、前日比1%強下げて取引を開始しました。寄り後は日銀のETF買入れ期待から徐々に値を上げ、11時前には前日比ほぼ変わらずの水準まで回復しました。しかし、それ以降は値を下げる展開となり、結局TOPIX指数は前日比-14ポイント(-1.03%)の1342.35ポイントで取引を終えました。

下げをけん引したのは鉄鋼、銀行、海運でした。上昇したセクターは水産農林のみでした。鉄鋼の下落は原料炭価格の上昇により、利益が圧迫されるとのレポートが要因でした。水産農林は、サカタのタネ(1377)が7日に発表した決算が好調で買いが続いていることから、本日唯一の上昇セクターとなりました。

マグネシウム電池関連に対する物色は継続しており、日本金属(5491)は前日比16.6%高、藤倉ゴム(5121)は+9.09%、古河電池(6937)は+4.27%となりました。顧客対応で問題があり急落していたPCデポ(7618)は昨日決算発表を行い、本日はリバウンドし+8.4%高でした。

本日寄り付き前に発表された日本の機械受注(8月・前月比)は-2.2%(前回+4.9%)と、予想中央値を上回りました。しかし、株価にはそれほど影響を与えませんでした。

 

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-9.32ポイントの939.44ポイントで一日の取引を終えました。上昇銘柄数は64(30%)、下落銘柄数は143(66%)、変わらずは10(5%)、騰落レシオ(25日)は101.3ポイント、売買代金概算は前日比138億円減少の716億円となりました。

下落寄与度上位銘柄はそーせい(4565、前日比-380円、終値16,850円)、FRONTEO(2158、前日比-49円、終値863円)、ナノキャリア(4571、前日比-29円、終値1,002円)、上昇寄与度上位銘柄はCYBERDYNE(7779、前日比+31円、終値1,650円)、エヌ・ピー・シー(6255、前日比+50円、終値214円)、ブランジスタ(6176、前日比251円、終値2628円)、売買代金上位はブランジスタ、そーせい、リファインバース(6531、前日比-180円、終値5,340円)となりました。

エヌ・ピー・シーは昨日引け後、決算発表を行い、2017年8月期の利益見通しを前期比4.5倍の値を発表したことが好感され、本日ストップ高まで買われました。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比-12.5ポイントの931.5ポイントで取引を終えました。出来高は162枚、前日時点の建玉は3,643枚でした。

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JGBトレーディングフロア(2016年10月12日)

(12:10)
30年債入札(52回リオープン)
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/nyusatsu/offer20161012.htm
午前の#52の出合いは0.520%(99.48円)。最低落札価格は、99.30円~99.35円(利回り0.527~0.525%)辺りを予想。

(12:45)
最低落札価格は99.50円(利回り0.519%)と、実勢価格とほぼ変わらず。応札倍率も3.64倍で前回を上回り、堅調な結果となった。10年債や先物の反応は限定的。
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/nyusatsu/offer20161012.htm

(17:30)
本日の国債利回り
161012yield


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日経平均株価は17,000円の大台乗せて取引終了。しかしマザーズ指数は弱く反落(2016年10月11日)

20161011

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-2.71ポイントの948.76ポイントで一日の取引を終えました。上昇銘柄数は95(44%)、下落銘柄数は110(51%)、変わらずは12(6%)、騰落レシオ(25日)は103.9、売買代金概算は前日比168億円減少の854億円となりました。

下落寄与度上位銘柄はオンコセラピー・サイエンス(4564、前日比-24円、終値276円)、そーせい(4565、前日比-160、終値17,230円)、ブランジスタ(6176、前日比-437、終値2,377円)、上昇寄与度上位銘柄はCYBERDYNE(7779、前日比+25円、終値1,619円)、ミクシィ(2121、前日比+35円、終値3,675円)、ストリーム(3071、前日比+70円、終値305円)、売買代金上位はブランジスタ、そーせい、ストリームでした。

ストリームはスマホ向けゲームアプリ「三国ブレイズ」の事前登録が開始された5日から、値動きが激しくなっていたが、本日もそれを材料に大幅に上昇した。「三国ブレイズ」は中国をはじめ全世界で6,000万人が遊んだスマホ向けゲームで、業績への期待が高まっています。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比+1ポイントの944ポイントで一日の取引を終えました。出来高は155枚、前日時点の建玉は3,614枚となっています。

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+5.74ポイント(+0.42%)の1356.35ポイントと、米国株の上昇や円安ドル高の動きを受け、小幅に上昇しました。日経平均株価は心理的節目である17,000円を突破し、20日移動平均線が200日移動平均線をもう少しで上抜けそうなチャートになっています。今年は年始より弱い展開が続いてきましたが、そろそろ上抜けの雰囲気も感じられるようになってきました。

個別ではマグネシウム電池関連銘柄への物色が見られました。連休中の日経新聞にリチウムイオン電池の代替にマグネシウムが実用化のメドが付いたとの報道があり、藤倉ゴム(5121)、倉元(5216)などが物色されました。足元、サムソンのスマートフォンのリチウムイオン電池が発火する問題が出ており、安価で小型に作れるマグネシウム電池は絶好の物色材料となりました。

経済指標では9月の景気ウォッチャー調査が発表されました。現状DIは台風の影響から44.8(前月45.6)と悪化しましたが、先行きDIは48.5(前月47.4)と回復傾向が継続しました。

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