株式市場概況
本日のTOPIXは前日比-0.04ポイントの1342.31ポイントで取引を終えました。寄付きは米国市場での円安ドル高の動きを受け、5ポイントほど高く寄り付き、その後も上げる場面がありましたが、10時過ぎから売り優勢となり、その後発表された中国の貿易収支が失望的な内容だったことから下げを加速しました。ドル円も104円中盤で推移していたものの、10時過ぎからドル安に動き、103円台に乗せました。
中国の貿易収支(人民元建て)は輸出が前年比-5.6%、輸入が+2.2%となりました。輸出の減少幅の大きさは世界経済の需要の弱さを表していると嫌気されました。
セクター別では非鉄金属やその他製品、繊維などが上昇しました。その他製品は寄与度トップの任天堂の京都本社にアップルのティム・クックCEOが訪れたことが報道され、小幅に上昇しました。下落は石油・石炭、海運、証券・商品でした。原油価格の下落により石油・石炭が、中国の貿易収支が冴えなかったことから海運が下落しました。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-1.22ポイントの938.22ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は102(47%)、下落銘柄数は102(47%)、変わらずは13(6%)、騰落レシオ(25日)は98.6、売買代金概算は716億円と前日とほぼ変わらずでした。
指数下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-65円、終値3,600円)、CYBERDYNE(7779、前日比-21円、終値3,600円)、ストリーム(3071、前日比-80円、終値177円)、上昇寄与度上位銘柄はUMNファーマ(4585、前日比+177円、終値1,409円)、フリークアウト(6094、前日比+225円、終値3,215円)、ブランジスタ(6176、前日比+212、終値2,840円)、売買代金上位はブランジスタ、そーせい(4565、前日比+30円、終値16,880円)、UMNファーマでした。
UMNファーマは、11時30分に同社技術導入元の米PSC社が申請していたインフルエンザ薬の、18歳以上への製造販売承認をFDAより取得したことを発表し、大きく株価が上昇しました。ストリームは相場操縦の疑いで監視委員会が強制調査と報道され、ストップ安まで売られました。
マザーズ先物概況
マザーズ先物は前日比+1ポイントの932.5ポイントで取引を終えました。出来高は364枚と比較的多くなりました。前日時点の建玉は3,637枚となっております。
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