JGBトレーディングフロア(2016年10月17日)

(10:10)
日銀買いオペ通告 1-3年、3-5年、5-10年。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of161017.htm

(12:00)
日銀買いオペ結果は、ほぼ実勢に近い落札利回り。先物は午後もこの水準でもみ合いを予想。海外金利の上昇などがやや上値を重くしている状況も、下値を売り進むには及ばず。

落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba161017.htm

(17:30)
この時間、欧州債はじめ海外債券の利回りにやや上昇傾向見られるも、JGB先物夜間取引での反応は限定的(151.81円)。

本日の国債利回り
yield161017

 


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

企業の決算発表シーズンを前に小動きに(2016年10月3週)

201610142

今週の日本株市場

今週の日本株は米国の金利上昇により円安ドル高の動きがあったことから、日経平均株価が一時17,000円に乗せる場面がありました。しかし、米国企業決算の先陣を切り発表されるアルコア決算が悪かったことや、中国の貿易収支の不調から世界景気の成長鈍化が一段と意識されたことから、海外株が下落するとともに為替も戻りを試す展開となり、株価は上値の重い展開となりました。日経平均株価は前週末比-0.02%の16,856円で1週間の取引を終えました。

今週注目された材料

米雇用統計

9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が+15.6万人と予想を下回る値となり、当日の株価は弱含む動きとなりました。しかし、数値は若干弱かったものの、それは雇用がこれまで増加してきた影響で雇用環境は良いとの見方から、月曜日の取引で債券利回りは上昇し、株価は若干高くなりました。発表当日および翌日の動きを合わせてみると、市場に対する影響はフラットという感じで、市場は米国の12月の利上げを織り込む動きとなっています。

第2回米大統領選テレビ討論会

第1回目の討論会で不利だった、ドナルド・トランプ候補がどの程度盛り返せるか注目された第2回でしたが、特筆することなく終わりました。事前にトランプ候補が行った不利な発言が報道されるなどもあり、ヒラリー候補が優勢になりつつあるようです。ウィキリークスがヒラリー候補のメールの暴露を行ったりしていますが、ヒラリー候補の支持率には悪影響は出ていません。NYTimesの世論調査のページを見ると、クリントン候補の支持率が上昇しているというよりも、トランプ候補の支持率が低下しているという傾向が見て取れます。

http://www.nytimes.com/interactive/2016/us/elections/polls.html

中国関連の動き

前週末のレポートでも取り上げたように、国慶節の休暇明けの人民元は下落して取引を開始し、その後も下落が止まらず、連休前の水準である1ドル=6.67元から6.7247元まで低下しました。年初の世界的な株価下落も注目の人民元の下落がきっかけだけに、世界の投資家は再び中国の動向に注目しつつあります。

木曜日に発表された9月の貿易収支で人民元建ての輸出が前年比で-5.6%、ドル建てで-10%となったことが明らかになり、リスクオフの動きとなる場面がありました。人民元安にもかかわらず、中国からの輸出が増えないのは世界の需要低迷を表しているのは明らかとの見解が多くありました。

原油価格

OPECの減産合意に引き続き、ロシアのプーチン大統領が減産に協力すると意思を示したことから、WTI原油は約4か月ぶりに50ドルを回復しました。しかしその後は、9月のOPECの産油量が増加していたことなどから、利食いの動きなどが見られ、一気にレンジを上抜ける展開とはなりませんでした。

セクター・スタイルインデックス

日本株のセクター動向は、上昇が鉱業、水産農林、情報通信、下落が鉄鋼、銀行、空運となりました。原油価格の上昇で鉱業は利益改善見込みから上昇し、空運はコスト増を嫌気し下落しました。水産農林は前週末好決算を発表したサカタのタネ(1377)の上昇にけん引されました。

スタイルインデックスでは大きなブレはありませんが、東証2部、TOPIXスモールが堅調な一方、マザーズ指数が下落率トップになるなど、小型株でもパフォーマンスの差が出ています。マザーズは依然として年初来でプラスであるため、利益が出ている銘柄を売り、その資金をIPO銘柄などへの投資に充てる動きがあるのかも知れません。

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今後の見通し

来週は、米国企業決算が本格化します。先陣を切って発表されたアルコアの決算は悪かったものの、前四半期で好調な決算だったハイテク関連が来週後半にかけて発表されるため、ここで米国の株価が持ち直せるかが一つのカギになると見られます。

また、日本企業の決算発表も徐々に開始されます。円高の悪影響やインバウンド消費が声高に叫ばれますが、一方ではARVRや人工知能など新たな技術の流通と共に、半導体などの需要が高まっているという現実もあり、好調な部分にも目を向けたいところです。

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本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

後場からの円安ドル高を好感し一部市場は上昇も、マザーズ指数は5日連続下落(2016年10月14日)

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株式市場概況

TOPIXは前日比+4.88ポイント(+0.36%)の1347.19ポイントとなりました。寄り後は前日比マイナス圏に沈む場面もありましたが、後場に入りドル円が円安ドル高に動き104円台に再び乗せたことから、後場は堅調でした。

セクター別では鉱業、石油・石炭、情報通信が堅調となりました。鉱業や石油・石炭が堅調だったのは出光と昭和シェルが合併を延期することを発表したことで、両社の株価が上昇したことや、原油の夜間取引が堅調だったことなどが要因でした。医薬品、繊維、倉庫・運輸の下落が大きくなりました。

今晩はイエレンFRB議長の講演があり注目されます。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-0.62ポイントの937.6ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は83(38%)、下落銘柄数は121(56%)、変わらずは13(6%)、騰落レシオ(25日)は93.9、売買代金概算は前日比59億円減少の657億円でした。週初めは売買代金が、売買が活発とされる1,000億円を超えていたのですが徐々に減少し、マザーズ指数も弱い動きとなりました。

指数下落寄与度上位銘柄はそーせい(4565、前日比-110円、終値16,770円)、モルフォ(3653、前日比-200円、終値4,250円)、UMNファーマ(4585、前日比-90円、終値1,319円)、上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比+60円、終値3,660円)、メタップス(6172、前日比+300円、終値1,798円)、オークファン(3674、前日比+107円、終値1,569円)、売買代金上位はメタップス、ブランジスタ(6176、前日比-168、終値2,672円)、そーせいでした。

メタップスは、みずほ銀行と新たな決済サービスを目指すことや、民泊運用サポートサービスの提供開始を発表したことにより、ストップ高まで上昇しました。UMNファーマは昨日、米国のパートナー企業がインフルエンザ薬の販売承認を取得したニュースで株価が急上昇しましたが、昨日買われすぎのせいか急反落しました。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比1ポイント高の933.5ポイントで取引を終えました。一日の出来高47枚と過去最低を更新、前日時点の建玉は3,611枚となりました。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

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投資部門別売買状況(2016年10月1週)

マザーズ市場

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東証、名証、1部2部合算

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JGBトレーディングフロア(2016年10月14日)

(12:30)
5年債129回、午前の気配は5糸甘の-0.195%。予想される。
最低落札価格は101.48~101.47円辺り(-0.197~-0.195%)。
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/nyusatsu/offer20161014.htm

(12:45)
落札結果
最低・平均ともに101.50円(-0.201%)、応札倍率4.31倍(前回3.03)となり堅調な結果。先物は日中高値151.92円を付けたが、その後元のレンジへ戻り、方向感の無さを改めて実感することに。

(17:30)
来週の債券スケジュール

10/18 流動性供給入札
10/20 流動性供給入札
10/21 黒田日銀総裁全国信用組合大会における挨拶
The Economist主催ジャパン・サミット2016における講演
10/21 ECB理事会

また、10/17・19・21は日銀買いオペが予想される。

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本日の国債利回り
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