マザーズ市場デイリーレポート(2016年7月26日)

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東証マザーズ指数は前日比-11.06ポイントとなり、919.17ポイントで引けた。下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121)、そーせい(4565)、CYBERDYNE(7779)、上昇寄与度上位はDDS(3782)、フリービット(3843)、ヘリオス(4593)となった。マザーズ市場の売買代金は、FOMCや日銀政策決定会合を前に手控える向きが増え、602億円と前日比で188億減少した。東証マザーズ指数採用銘柄の上昇銘柄数は48、下落銘柄数は167、変わらずは8と、値下がり銘柄が多かった。

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東証マザーズ先物は本日も弱い展開が継続し、引値は907.5ポイントと前日比で11.5ポイント下げて引けた。出来高は615枚と若干の増加、建玉は2325枚と上場来、日々増加している。現物指数とのかい離は、依然として10ポイント以上ある。

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株価の全体的な下落を受け、直近IPO銘柄のパフォーマンスもさえない展開が続く。

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引け後、サイバーダイン(7779)が米国に子会社を設立することが発表された。また、ヘリオス(4593)がシスメクス(6869)、大日本住友(4506)と他家iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞の移植前免疫反応検査法で、共同研究を開始すると発表した。この二つの材料が、ここのところ弱い展開が継続しているマザーズ指数を反発に向かわせる材料となるかが注目される。

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本 資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありませ ん。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

マザーズ市場デイリーレポート(2016年7月25日)

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東証マザーズ指数は前日比+4.43ポイントの930.23ポイントと小幅上昇となった。金曜日の夜に、「スマホゲーム「ポケモンGO」のリリースによる収益の影響は、現在発表されている利益見通しに織り込み済みであり、見通しを変更する場合、また発表する」というリリースを、任天堂が行った。同社株は大幅安で寄り付き、14時頃にはストップ安となり、関連銘柄も売られた。それらの銘柄からの乗り換えから、朝方はマザーズ市場に資金が流入し、強い展開となったが、その動きも長続きしなかった。

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上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121)、そーせい(4565)、ナノキャリア(4571)。下落寄与度上位銘柄はフリービット(3843)、ユナイテッド(2497)、AppBank(6177)だった。ミクシィはアニメとなっていた「モンスターストライク」が映画化され、12月から公開されるというニュースが材料視され、上昇幅が大きくなった。「ポケモンGO」向けデータ通信の1年間の無料化や、27日付でのマザーズから東証1部への市場変更を要因に上昇していたフリービット(3843)が下落寄与度トップとなった。「ポケモンGO」関連として物色されていたAppBank(6177)はストップ安となった。

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東証マザーズ指数先物は918ポイントで取引を終了。出来高は585枚と前日比で若干増加、建玉は2,200枚と前日比+194枚となった。朝方はそーせいやCYBERDYNE、ミクシィの株価反発から一気に上昇する場面もあったが、その後は冴えず弱含みの展開となった。現物指数とのかい離は継続し、依然として10ポイント以上安く推移している。

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直近IPO銘柄は冴えない展開が継続。マザーズ銘柄の決算発表は27日から本格化する。

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マザーズ市場デイリーレポート 2016年7月22日

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マザーズ指数は本日も下落、前日比で-9.1ポイントの925.8ポイント、前週末比-2.21%となった。今週は東証マザーズ先物がJPXで上場されたが売り需要が強く、それに下押される格好となった。

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指数の下落寄与度が高かった銘柄はCYBERDYNE(7779)、ミクシィ(2121)、アドウェイズ(3907)となった。上昇寄与度上位はユナイテッド(2497)、プレシジョンシステムサイエンス(7707)、シリコンスタジオ(3907)だった。プレシジョンシステムサイエンスは昨日から、内閣府の革新的研究開発促進プログラムImPACTに参画するの材料で大きく上昇する展開となっている。シリコンスタジオはブラックロックが同社の株式保有比率を5.93%から8%に引き上げたことから上昇幅が大きくなった。

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本日は、これまで話題となっていたスマホゲーム「ポケモンGO」が、漸く日本で配信開始となった。任天堂の株価は配信開始が分かった10時過ぎから、一時前日引け比+1920円の2万9,920円まで上昇する場面があったが、週末ということもあり、ポジションを手じまいたい向きもあり、引けは前日比+220円の2万8,220円となった。ちなみに当社大阪本店が「ポケストップ」となっている。

東証マザーズ先物は本日も売りが優勢な展開が継続した。出来高は570枚と減少が継続した。しかし前日付けの建玉は2,006枚と増加している。引け値は913.0と前日比-7ポイント、現物比-13ポイントとなった。

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FOMCと日銀総会を翌週に控え小動きに 2016年7月4週

株式市場概況

7月18日~7月22日の動き

翌週にFOMCと日銀政策決定会合を控え、株価は若干強含みながらも狭いレンジでの推移となった。米国では企業決算が堅調であることから、日々史上最高値を更新するような動きとなったことも、株価の下支えとなった。

米国の企業決算や経済指標が堅調であるため、Brexit直後には年内のFOMCでの利上げ確率が10%以下となっていたが、40%付近まで回復してきた。日本でも企業の決算発表が本格化し始めているが、日本企業はやはり円高の影響やスマホの需要低下などから、若干悪い数字となっている。しかし数字が悪くとも、発表後、上昇する動きもみられており、決算数値の悪化がネガティブに働かない展開となっている。

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米国の新規失業保険申請件数は25.3万人と低水準となり、雇用市場の底堅さを印象付けた。フィラデルフィア連銀指数は-2.9(前月 4.7)と悪化した。しかし、内容的には新規受注や受注残、雇用者数などが回復しており、数字ほど悪いものではないようだ。

日本半導体製造装置協会が発表するBBレシオは、半導体では受注の増加が継続し1.33まで上昇した。一方で、ここのところ受注の増加が継続していたFPDでは、受注がいったん低下し、レシオも1.19まで低下した。

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セクター別は、上昇上位が保険、海運、金属、下落上位が空運、銀行、石油・石炭などとなった。空運はトルコの反乱やパリのテロを受け、旅行者が減るとの見通しから下落した。

スタイルインデックスでは東証1部の中小型株が堅調となった。前週は大型株の上昇が大きくなったが、そこから小型にも流れ始めたのだろう。しかし一方で、マザーズ市場は前週に続いて下落した。他の市場での材料が多いことや、決算発表前にグロース株を手じまう動きがみられているのだろう。

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今後の注目点

来週の注目は28日早朝に結果が発表となるFOMCと、29日に結果が発表される日銀政策決定会合である。21日に英国のBBCが、6月の黒田日銀総裁の「ヘリコプターマネーは必要ない」との旨の発言を1か月遅れで報道し、1ドル107円台にあったドル円が105円台まで下げ、その後も105円台後半で取引が継続している。市場では日銀への追加緩和期待が強いようだが、ECB、BOEも現状維持を決定したり、米国では年内の利上げ可能性が上昇するなど、追加緩和がなくとも景気が回復しそうな雰囲気がある。

また日本市場では悪い決算でも買われる銘柄があるなど、Brexitなどの後にリスク資産のウェイトを落としたファンドなどが、リスク資産のウェイトを再び引き上げようとしているような動きも感じられる。

ここ3年は弱かった8月の株式市場だが、今年は案外強い展開となるのかも知れない。

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本 資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありませ ん。

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Weekly commentary 2016年7月4週

≪動画≫動画の内容は、ソフトバンクロボティクスのPepperを活用し、弊社が独自に実施しているものです。

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